北が弾道ミサイル発射。ドル/円の反応は?
トウシル / 2017年11月29日 12時0分
北が弾道ミサイル発射。ドル/円の反応は?
前日(11月28日)の市場概況
ドル/円:マーケットはミサイル発射に関心なし
日本時間午前3時すぎ、北朝鮮がまたも大陸弾道ミサイルを日本海に向けて発射。ミサイルは青森県沖の日本のEEZ排他的経済水域(排他的経済水域)内に落下しました。
しかし、マーケットの反応は限定的。ドル/円は以前のように円高方向に激しく動くことはなく、下げは111.04円まで。むしろ、トランプ大統領の税制改革法案が米上院で承認されたことを好感したドル買いで111.63円まで上昇、この日の高値をつけました。この日の安値は東京時間午前につけた110.93円。終値は111.449円(前日比+0.370円)。(チャート1)
またNY株式も主要3指数がいずれも終値での最高値を更新するなど、マーケットが地政学リスクを気にする様子はありませんでした。
本日は、米国の7-9月期GDP(国内総生産改定値)が発表になります。3.2%に上方修正の予想(速報値3.0%)。11月の米消費者信頼感指数が約17年ぶりの高水準になるなど、ここ数カ月の先行指数(ソフトデータ)は、強い数字を示しています。実際の数字(ハードデータ)がソフトデータに追いついてきたことを確認することが、今夜のGDPのポイントになります。
ポンド/ドル、ポンド/円:ブレグジット問題で大きく上下
ブレグジットで大きな問題となっているのが、英国と陸続きで接している、EU(欧州連合)側のアイルランドとの国境をどう取り扱うかということです。この件を巡ってアイルランドの内政も混乱しており、国境問題がさらに複雑化するとの懸念から、ポンド/ドルは1.33ドルなかばから1.3221ドルまで大幅下落しました。
ところが、NY市場終盤になって英国がEUに支払う「手切れ金」の額で合意したとの報道で、今度は.3386ドルまで急騰。直後に英政府が否定しましたが、高値圏を維持しています。(チャート2)
ポンド/円も10月9日の安値に迫る146.98円まで大きく下げた後、149.27円まで急反発しました。(チャート3)
この指標を見逃すな!! 11月29日の注目イベント
ドイツCPI、米国GDP、米ベージュブック
(荒地 潤)
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1関西財界訪中団、邦人の安全確保に懸念 短期ビザ免除再開に期待も 投資意欲は持続
産経ニュース / 2024年11月25日 18時19分
-
2「トイレ流せない…」水道代にも値上げの波 千葉で水道代を2割“値上げ”方針 住民からは悲鳴も【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月25日 21時9分
-
3トヨタ、北京の営業拠点閉鎖 中国合弁、天津に集約へ
共同通信 / 2024年11月25日 20時22分
-
4災害に備えて家に食料を蓄えていますが、出先の対策が全くできていません…。普段から何を持ち歩けばよいでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月24日 3時50分
-
5〈サイゼリヤのメニューに異変?〉「値上げして良いからメニューを充実させて」との不満投稿に広報の回答は?
集英社オンライン / 2024年11月25日 17時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください