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第6回ママのお小遣いで始められる投資を教えてください

トウシル / 2016年9月7日 0時0分

第6回ママのお小遣いで始められる投資を教えてください

第6回ママのお小遣いで始められる投資を教えてください

みなさまこんにちは。家計の窓口のゆりもとひろみです。今回は、日々家計のやりくりに奮闘しているママ達が、楽しく無理なくスタートできる投資についてご紹介します。

専業ママのお小遣い事情

まず、ママにとって無理のない投資額はいくらかということから考えたいと思います。一旦離職して子育てに専念しているママの場合、お小遣い予算は5,000~1万円のケースが大半です。家計簿には「ママのお小遣い」と費目がなく、食費やレジャー費に紛れ込んでいて正確な金額が分からない、というケースもありますが、それでも実際に自分のために使っているのは多くても1~2万円以内と推定されます。ダブルインカム時代は、毎月お洋服やバッグを買えるくらいのお小遣いを使っていた方でも、パパの収入だけで家計を回す子育て期間は、大変堅実に生活していらっしゃるケースが多いです。

ちなみに、パパのお小遣いの方は、「手取り月収の1割」というルールになっているケースをよく見かけます。月収が30万円の場合3万円、ということですね。

ママの積立予算は月1,000~5,000円

このような状態で、「投資に興味をもったので、積立投資を始めたい」という場合、無理なく続けられる投資額は、月1,000円~5,000円というケースが多いです。例えば、「ランチを月一回節約した1,000円を、将来のため投資に振り分けるというのはいかがでしょうか」とお話しすると、「それなら続けられそう!」と喜んで始められる方が多いです。お子さんが大きくなってママも稼げるようになれば、もっと大きな金額の投資も可能になってきますが、初めは無理のない金額で、でも1か月でも早く、勉強のためにスタートすることがお勧めです。

毎月1,000円から始められるお勧め投資

月1,000円の積立ができる商品で、運用がはじめてのママにお勧めしたいものを3つセレクト致しました。合計月3,000円で、楽しみながら続けられるプランです。

投資信託~日経平均連動型~

ひとつめは日経平均に連動する投資信託です。「インデックス」「日経225」などのキーワードが入っている投資信託を選んで頂ければ、該当商品を選べるはずです。はじめて運用するなら、株式への投資にチャレンジ頂きたいと思います。その中で分かりやすさを重視するなら、「投資対象が日本株式」で、「テレビや新聞でおなじみの日経平均株価に連動する」投資信託を持つのが、入り口としてはお勧めです。日本株式に投資するなら、TOPIX(トピックス)という指標に連動するものの方が良い、という専門家の意見もありますが、はじめての場合は、毎日ニュースなどで目にする日経平均株価に連動する方が、分かりやすさで軍配が上がります。「どうして今日は、こんなに日経平均が下がったのかしら?(上がったのかしら?)」と理由が知りたくなって、経済の勉強が進む効果が期待できます。

投資信託~海外(グローバル)REIT~

ふたつめとしては、海外の不動産に投資するものが、勉強と実益のバランスが取れていてお勧めと考えます。資産運用の定石としては、「日本株と組み合わせて投資するなら海外の債券」となるのですが、現在世界的な低金利のため為替リスクを上回るリターンを期待しにくいことと、債券投資は実はとても複雑で、はじめてさんが勉強するにはハードルが高いと考えられるため、今回は海外REITを挙げさせていただきます。海外REITは、「日本以外の国の不動産に投資して、(基本的には)賃料収入から儲けを出し、分配金として儲けを配分する」という仕組みです。投資信託を買うことでプチ大家さんになれる、というイメージですね。

また、海外としたのは、「運用対象の儲け以外に、為替の変動で価格が上がったり下がったりする」ことを経験していただきたいためです。例えば投資信託の収益が年間3%でも、為替が5%円高に振れるとマイナス2%の運用成果になってしまいます。逆に5%円安になると3%+5%で8%も増えます。賃料収入という比較的安定収益の仕組み(インカムゲイン)を持った投資対象で、為替の変動を経験しながら、運用益を目指すという選択です。

純金積立(又は金に投資する投資信託)

3つ目としては、金(ゴールド)の積立購入です。楽天証券では月1,000円~積立購入が可能です。金は保有をしていても金利をもらえたりはしませんが、「価値のあるものを買っている」という実感が持てて楽しく続けられます。また、金が高騰するときは世界的に経済や軍事の危機感が高まることが多いため、自分の投資が世界経済と繋がっている実感が持ちやすい点もよいところです。(注:楽天証券の純金積立は「消費寄与」という保管方式のため、買い付けた金を受け取ることはできませんが、コストの割安さや資産を守る機能面で優れているため、推奨させて頂きました。現物の金との交換機能を希望される方は、「特定保管」という仕組みの純金積立をお調べ下さい)

以上を参考に楽しく無理なく積立投資をスタートして頂ければ幸いです。子育て中は毎日目が回るような忙しさだと思いますが、そんな中でも長期での資産づくりや勉強をスタートしたいというママたちを応援しています。

FPに相談して家計の「困った」を解決!家計の窓口

http://kakeinomadoguchi.com/

家計のお役立ちコラムがご覧になれます

http://kakeinomadoguchi.com/column/

(圦本 弘美)

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