次に利上げするのはこの国だ! 今週は、政策金利とインフレ指標に注目! ~この指標を見逃すな!!
トウシル / 2018年1月16日 11時0分
次に利上げするのはこの国だ! 今週は、政策金利とインフレ指標に注目! ~この指標を見逃すな!!
今週のハイライトは、17日のBoC(カナダ銀行)の政策会合。BoCは政策金利を1.00%から1.25%に引き上げる予定で、マーケットはすでに最近の強い雇用データなどから、利上げを80%以上織り込んでいます。「今後の利上げは経済データ次第」というBoCの見解が今回検証されるわけです。
週の前半は欧州のインフレ指標が集中します。注目はドイツと欧州は12月CPI(消費者物価指数)。先週公表されたECB(欧州中央銀行)議事録は、フォワードガイダンス(金融政策方針)を今年の早い段階に調整することを示唆しました。これがECBのインフレに対する自信の表れだと解釈されて、ユーロ/ドルが大幅上昇するきっかけとなりました。
また、英国も12月消費者物価指数を発表します。BOE(英国中央銀行)の次回利上げ時期とからめてマーケットは注目しています。その他、米国の12月鉱工業生産は前月比0.4%で前回(0.2%)から上昇の予想。
週後半は豪の12月雇用データに注目。豪の雇用市場は堅調ですが、労働賃金は伸び悩み状態。この問題が解消されない限りRBA(オーストラリア準備銀行)は金利を据え置くとのスタンスであるため、利上げは来年以降になりそうです。
英国の12月小売売上高は前月比マイナス0.9%に低下の予想。インフレ上昇のせいで、英国では実質労働賃金がマイナスの状況。消費者信頼感が下がり、小売売上高の悪化となってあらわれています。
新興市場では、中国の10ー12月GDP(国内総生産)が前年同月比6.7%と前回(6.8%)に比べてやや低下する予想。トルコ中銀は政策金利を据え置く見込みですが、コアCPIが13年ぶりの水準まで上昇しているため、近い将来利上げが必要との意見があります。
経済指標過去データはこちらをチェック!
(荒地 潤)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
豪CPI、第2四半期は加速もコアが予想下振れ 年内利下げ観測
ロイター / 2024年7月31日 17時16分
-
トランプ発言でドル/円155円も「ドル売られ過ぎ」で円安へ急反発。 ECB「ぼくたちの失敗」でユーロ急落
トウシル / 2024年7月19日 10時28分
-
米9月利下げに「一歩前進」、労働市場が減速 円安から円高に転換するか?
トウシル / 2024年7月10日 16時0分
-
6月のCPI上昇率に抑制の兆し(トルコ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月10日 0時30分
-
金利据え置き望む、インフレ鈍化の確実性高まるまで=ハスケル英中銀政策委員
ロイター / 2024年7月9日 1時43分
ランキング
-
1エレベーター大手・フジテックが4年間に20億円申告漏れ…国税指摘、4億6000万円追徴
読売新聞 / 2024年7月31日 23時44分
-
2日銀0・25%に利上げ、年内にさらなる利上げ示唆 背景に政府からの圧力か 金利上昇と円高続けば雇用悪化…国民生活崩壊も
zakzak by夕刊フジ / 2024年8月1日 11時22分
-
3ちゃんぽん界の絶対王者「リンガーハット」 値上げだけではない、不調が続く根本原因
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月31日 6時25分
-
41~2年前のiPhoneを「2年間24円」で利用できる…最新機種は10万円超のスマホを格安で買い替える3つの方法
プレジデントオンライン / 2024年8月1日 6時15分
-
5「時間にルーズな人」ほど数字に弱すぎる納得の訳 ダメ社員共通、仕事を時間で考える経験の不足
東洋経済オンライン / 2024年8月1日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください