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NYダウが1,500ドルの暴落。米長期金利も下がり、ドル/円は一時109円割れ

トウシル / 2018年2月6日 9時0分

NYダウが1,500ドルの暴落。米長期金利も下がり、ドル/円は一時109円割れ

NYダウが1,500ドルの暴落。米長期金利も下がり、ドル/円は一時109円割れ

前日(2月5日)の市場概況

ドル/円:NY時間終盤に急落

 ドル/円は、NY時間終盤にかけて、109円台後半から108.98円まで一気に下落。米株市場でダウ平均が1,500ドルの大暴落となったことが引き金でした。終値は109.147円(前日比-1.013円)。

 週明けの東京市場では、日経平均が600円近くも大幅下落。110.17円でオープンしたドル/円は、リスクオフの動きが強まるとともに、110.28円から109円台後半へ値を下げました。

 株価の下落は、先週の米雇用統計の発表後に米長期金利が上昇したことが原因といわれています。とはいえ、日米の金利差拡大という視点からはドル/円にとっての買い支え材料にもなるので、下げは限定的でした。そのため一時110円まで戻す場面もありましたが、NY株価の2営業日連続の暴落でさすがに米長期金利も下落に転じたため、ドル/円も売りが強まることになりました。

 

ユーロ/ドル:1.2400ドル下回る

 先週1.2522ドルまで上昇したユーロ/ドルは、米雇用統計発表後に1.2400ドル近辺まで下落。この日は1.2478ドルまで戻しましたが、ユーロ/円の下げに引きずられて1.2363ドルまで売られました。(チャート2)

 

ポンド/ドル:1.4000ドル下回る

 2016年のブレグジット投票以来の高値圏まで回復していたポンド/ドルは、先週の米雇用統計後から調整が本格化。この日は1.4150ドルを高値に1.3953ドルまで下落しました。この日発表の1月PMI (購買担当者景気指数)が予想より悪かったことがポンド悪材料となりましたが、ドル/円主導でポンド/円が急落したことも売りを加速しました。(チャート3)

 

ポンド/円:大幅下落

 ドル/円に連れてクロス円は下げが急になり、この日のポンド/円は152.27円まで、高値から3円以上の大幅下落となりました。(チャート4)

 

(荒地 潤)

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