月末月初で指標ラッシュ!注目は米国、カナダ、スイスのGDP
トウシル / 2018年2月27日 11時57分
月末月初で指標ラッシュ!注目は米国、カナダ、スイスのGDP
2月が終わり、3月の第1週を迎える今週のマーケットは、多くの指標が発表されます。そのなかで注目は、28日の米国のGDP(国内総生産)(グラフ1)。10~12月期の改定値は、小売売上高の落込みを反映して2.5%に下方修正される見込みです。
同じく米国の指標では、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に、米国の1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(1日)にも注目が集まります。予想は前月比0.3%に上昇。FOMCは今月の会合で利上げを決定するとみられています。
2月製造業ISM(1日)(グラフ2)は58.6(前回59.1)と強さを維持する一方で、1月耐久消費財受注(27日)は前月比マイナス2.0%前回+2.8%)の予想。受注ペースが大きく落ち込んでいますが、もともと振れ幅の大きい指標なのでマーケットの反応は限定的と思われます。
欧州では、2月消費者物価指数(改定値)(28日)(グラフ3)が重要。ECB(欧州中央銀行)は、インフレ見通しに対して「楽観的ながらも慎重」。インフレ率がECBの目標値に向かった徐々に上昇していくことに自信を持ちながらも、まだフォワードガイダンスを変更するほど強くないという見解です。また、2月の失業率(1日)も発表されます。
英国では2月製造業PMI(1日)。予想は55.2で前月比横ばい。ただマーケットの目下の関心は、経済指標よりもブレグジット交渉の行方でしょう。
またスイスGDP(1日)、カナダGDP(2日)にも注目(グラフ4,5)。カナダの成長率の伸び悩みは、カナダ銀行の利上げを遅らせることになり、カナダ安の理由になります。
その他、日本では、1月鉱工業生産(28日)と1月失業率(2日)(グラフ6)の発表があります。
今週のこの指標を見逃すな!注目イベント
【グラフ1】米国のGDP
【グラフ2】米国 製造業ISM
【グラフ3】欧州HICP
【グラフ4】スイスGDP
【グラフ5】カナダGDP
【グラフ6】日本の失業率
(荒地 潤)
この記事に関連するニュース
-
日本株は「軟調な展開」も、上昇すると予想。業績相場に入ることで下値は限られそう ~マーケットの振り返りと見通し【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフリサーチストラテジスト】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月2日 14時25分
-
介入第2弾? ドル/円、一時152円台まで400ポイント超円高
トウシル / 2024年5月2日 10時2分
-
ドル/円快調!ドル円153円台で34年ぶり円安を更新中
トウシル / 2024年4月12日 10時6分
-
ドル/円いよいよ152円台? それとも急落? 今夜の米指標に注目!
トウシル / 2024年4月10日 9時36分
-
3月米雇用統計レビュー。もはや「利下げがリスク」に
トウシル / 2024年4月9日 10時8分
ランキング
-
1日本郵便と西濃が共同輸送 長距離対象、24年問題に対応
共同通信 / 2024年5月6日 17時34分
-
2GWが明けたら次の祝日は7月の海の日…産業医が教える「年間幸福度」を最大に引き上げる有給の賢い取り方
プレジデントオンライン / 2024年5月7日 7時15分
-
3思わずクリック「フィッシング詐欺」メールの巧妙 専門家も見極め困難、2要素認証と「意識」が大切
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 9時0分
-
4「ようやく再出発」ダイハツ本社工場で生産再開 国内の全工場が稼働に 停止から約4か月半…従業員「やっぱり長かった」
MBSニュース / 2024年5月7日 9時20分
-
5「ブラザー工業のTOB案」にローランドDGが大反論 DG常務「傘下に入ると営業利益が50億円下押し」
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください