「株デビューできない症候群」に効く4つのクスリ
トウシル / 2018年4月12日 14時29分
「株デビューできない症候群」に効く4つのクスリ
株式投資には興味がある、でも何となく怖い…と思っている人はとても多いようです。でも、それは何をすればよいかわからないから。今回はデビューに必要な4ステップをご紹介します。
株式投資が怖いのは、単なるイメージ!
最近筆者の周りでも、株式投資をやってみたい、という人が増えてきています。株式投資の素晴らしさをより多くの方に伝えたい筆者としては、とてもうれしいことです。
でも、興味はあるのにそこから先へ進むことができない人がとても多いのです。
「なぜですか?」と聞くと、「具体的に何をやったらよいのかわからないので怖くて一歩を踏み出せない」というのです。
せっかく株式投資に興味を持っていても、何もしないのではもったいないです。
そこで今回は、株式投資の未経験者や初心者の方が株式投資をはじめるにあたり、どういう順番で何をすればよいか、お話ししていきたいと思います。
ステップ1.証券会社の口座をつくろう!
株式投資をするのであれば、当然ですが証券会社に口座をつくる必要があります。なにはともあれ、まずは証券会社に口座を作りましょう。
実は非常に多くの方が、株式投資にせっかく興味を持っているにもかかわらず「証券会社に口座をつくる」ことすらできずにいるのです。でもそれでは、永遠に株式投資のデビューができません。
今はネット証券であれば簡単に口座を開設することができます。手数料も無料ですし、それほど時間もかかりませんから、おっくうがらずに、さっそく口座開設画面からスタートしてください。
なお、口座開設時には、一般口座のほか、特定口座を選ぶことができます。特定口座は税金計算を証券会社が代わりにしてくれるとても便利な口座です。
特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2つがありますが、筆者は「源泉徴収あり」をおすすめしますし、実際に筆者自身もそうしています。
また、配当金の受け取り方法を「株式数比例配分方式」にしておくと、税金面で何かと便利です。
わからない用語ばかりかもしれませんが、選択したものをあとで変えることもできますから、よくわからないという方はまずは上に挙げたものを選んでおけばよいでしょう。
ステップ2.初心者向けの株式投資の本を読もう!
株式投資をはじめるときは、右も左もわからない状態だと思います。
そこで、初心者向けの株式投資の本を読んで、基本的な知識や用語を理解しましょう。
大きめの書店にいけば初心者向けの株式投資の本がたくさん並んでいます。その中からわかりやすそうなものを選んで読んでください。
ネット上でも、「初心者向けの株式投資オススメ本5冊」などのように、初心者が読んでおくとよい株式投資の本を紹介してくれているサイトも数多くあります。
そうしたサイトを参考にしても良いと思います。
ステップ3.実際に売買して慣れておこう!
初心者向けの株式投資の本を読んでも、100%株式投資のことを理解できるわけではありません。やはり実際に売買を経験してみることが重要です。
そうしないと、もし「投資したい!」と思う会社が見つかっても、注文方法がわからないので、その会社の株を買うことをあきらめてしまうからです。
注文画面には、銘柄コード、指値(さしね)と成行(なりゆき)のどちらの注文にするか、指値注文の場合は注文価格などを入力する必要があります。
これらの用語の意味や注文の仕方は、「指値注文」「成行注文」の意味と使い方。メリットは?リスクはないの?」や初心者向けの株式投資の本に書かれています。それを見ながら実際に売買をしてみてください。
売買の練習をするときは、できるだけ1単位当たりの買いに必要なお金が小さいほうが抵抗感が小さいのでお勧めです。たとえば、株価200円、100株で1単位の銘柄であれば、1単位の買いに必要な資金は2万円で済みます。
この株をまず100株買ってみましょう。200円で買えたとしたら、2万円分を買ったことになります。そしてその100株について、今度は売り注文を出してみましょう。すぐ売れば199円近辺で売れるはずです。
これで、「買う銘柄を選ぶ」→「買い注文を出して買う」→「売り注文を出して売る」という株式投資に必要な一連の流れを経験したことになります。
200円で100株買い、199円で100株売ると、その差は100円です。これ以外に多少の売買手数料もかかりますが、これは株式の買い方、売り方を実際に体験するための練習代と思ってください。
ステップ4.実際に投資する会社を探そう!
実際に売買のしかたがわかれば、その後は投資したい会社をみつけ、少額でよいので実際にその会社の株を買ってみてください。
株式投資を始めたばかりの人が困ってしまうのが、「どの銘柄を選んで投資したらよいのか見当がつかない」ということです。
はじめのうちは、ネットの投資情報サイトやマネー雑誌で紹介されている「オススメ株」の中から選んでも致し方ないでしょう。
でも最終的には、投資する銘柄は自分で選ぶようにしてください。銘柄選びを他人に依存すると、なかなか株式投資が上達しません。
投資対象とする銘柄の探し方はいろいろありますが、最初はご自身にとって身近な会社を見つけ、その中から投資対象としてみてはいかがでしょうか。
それに慣れてきたら、今度は「会社四季報」を買って、その中からめぼしい銘柄を選んでみてください。会社四季報はまさに個人投資家にとってのバイブルです。手元に1冊準備しておきましょう。もちろん、オンライン版でもかまいません。
誰でも最初の一歩は勇気がいるものです。でも、一歩を踏み出せば、そこには素晴らしく楽しい株式投資の世界がみなさんを待っています。
筆者と一緒に、株式投資を楽しみながら、自分の資産を築き上げていきましょう!
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