米雇用統計は、まずまずの結果。今週のドル/円の予想レンジは？

本日のレンジ予測

［本日のドル/円］

↑上値メドは109.62円

↓下値メドは108.36円

今朝の天気マークは「くもり」

▼ 天気の判定基準くわしくはコチラ ▼

 

毎ヨミ！FXトップニュース（5月4日）

4日のドル/円の終値は109.06円。

　米国の雇用統計は強弱入り混じる内容でしたが、ドル/円はNY株価の上昇にも支えられて109円台で引けました。前営業日に比べ0.13円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

• ドル： 4月雇用統計失業率は3.9％に低下、17年4カ月ぶり
• ドル： 4月雇用統計雇用者数と平均賃金は予想を下回る
• ドル：米中通商協議、 物別れに終わる。追加関税実施の可能性高まる
• ドル：アトランタ連銀総裁「今年の利上げは、あと2回あるだろう」
• ユーロ：ECB（欧州中央銀行）副総裁「インフレの低迷で、刺激策縮小には慎重」
• 豪ドル：豪成長率とインフレ率の見通しは据え置き=RBA（豪州準備銀行）四半期報告
• NY株：2万4,262.51ドル（+332.36）一時400ドル超の上昇
• ドル円1カ月インプライドボラティリティ：6.8％
• 原油先物：69.72ドル（+1.29ドル）
• 米長期金利：10年債利回り2.946%（+0.0001％）
• 金先物：1,314.70ドル（+2.00ドル）

本日の注目通貨

ドル/円：米雇用統計で108円台も、すぐに反発　

　金曜日のドル/円は、米雇用統計の発表後に109円台前半から108.64円まで下落。

　米4月雇用統計のNFP（非農業部門雇用者数）は+16.4万人と事前予想（+19.2万人）を下回り、雇用の伸びが止まったとの懸念で一時ドル売りが強まりました。しかし、前回3月については雇用者数が+10.3万人から+13.5万人へ上方修正。4月の▲2.8万人を3月の+3.2万人が補ったことで2カ月を通して見るとほとんど落ち込みはないとして、ドル/円は109.27円まで買い戻されて当日高値をつけました。

　NY株式市場も、雇用統計後も崩れることなく堅調だったため、ドル/円は109円台を維持して週の取引を終えました（チャート１）。

　ドル/円の今週のピボットは109.24円。サポートは107.86円、レジスタンスは110.63円。

 

ユーロ/ドル：ロングポジションの処分続く

　ユーロ/ドルは雇用統計後のドル買い戻しによって一時1.1909ドルまで売られ、年初来安値を更新しました。

　先週発表された欧州の消費者物価指数は伸び悩み、ECBは、量的緩和の終了に慎重との見方が強まるなかで、早期利上げを期待してつくったユーロの買い持ちポジションの処分が継続しています（チャート２）。

　ユーロ/ドルの今週のピボットは1.2004ドル。サポートは1.1775ドル、レジスタンスは1.2232ドル。

 

ユーロ/円：上値重い

　ユーロ/円は、ユーロ/ドルの下落につれて、雇用統計後に3月26日以来となる130円を割り、一時129.90円まで下落しました。その後は130円まで戻しましたが、上値は重い状況（チャート３）。

　ユーロ/円の今週のピボットは130.97円。サポートは128.33円、レジスタンスは133.61円。

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◎天気の判定基準とは？

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

･「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

･「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

･「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。

 

（荒地 潤）