トルコリラ、下げ止る気配なし!一時22円台へ急落
トウシル / 2018年5月23日 0時0分
トルコリラ、下げ止る気配なし!一時22円台へ急落
本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(5月23日)
22日のドル/円の終値は110.90円で、4営業日ぶりの反落
前営業日に比べ0.13円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- TRL:格付会社S&Pがトルコ国債の再格下げを示唆
- USD:トランプ米大統領「米朝首脳会談の延期、あるいは中止も」
- GBP:カーニーBOE(英国中央銀行)総裁「第1四半期の英景気減速は一時的要因」
- GBP:ロンドンFT指数が過去最高値を更新
- EUR:イタリア財務大臣の有力候補は、ユーロ離脱派のサボナ氏
- JPY:黒田東彦日銀総裁「低金利の長期化が金融機関の経営や年金の運用利回りに影響」
主要指標終値
本日の注目通貨
トルコリラ/円:底見えず。今朝も最安値を更新
トルコリラ/円は24円を割っても下げ止まる気配がなく、今朝(23日)の東京市場では、一時22.75円まで過去最安値を更新しました(チャート1)。
トルコリラ安に歯止めをかけるには、大幅な利上げが必要不可欠と言われていますが、利上げを嫌うエルドアン・トルコ大統領がこれを了承するかは疑問。大統領は、金融政策により積極的に関与していくことを言明している上、利上げを主張していた財政政策担当のシムシェキ副首相は退任の噂。トルコ中央銀行に残された通貨安防衛の手段は、ほとんどないとの見方です。
格付会社S&Pは市場圧力が収まらなければ、すでに投機レベルにあるトルコ国債をさらに格下げすることもありえると発表しています。
ドル/円:111円を挟んで小動き
ドル/円は、東京時間夕方に111.18円まで上昇した後、欧州時間には110.79円まで差し戻し。売り買いどちらのサイドが有利かトレーダーも迷っている状況で、111円を挟んだ取引が続きました(チャート2)。
本日の注目イベント
23日:FOMC議事録、ドイツ、欧州PMI、英CPI
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
(荒地 潤)
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