FRBはかなり強気。利上げは今回だけじゃない、年内あと2回も
トウシル / 2018年6月14日 9時30分
FRBはかなり強気。利上げは今回だけじゃない、年内あと2回も
本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(6月13日)
13日のドル/円の終値は110.35円
前営業日に比べ0.02円のドル安/円安高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です
- USD:米利上げ、政策金利を1.75~2.00%へ
- USD:FOMC声明文から「しばらくの間、低金利続ける」の文言削除 。米景気と利上げ見通しに強気
- USD:パウエルFRB議長「2019年1月から全てのFOMC会合後に会見を行う」。利上げ実施に柔軟性
- OIL:トランプ米大統領「石油価格は高過ぎ」
- OIL:イラン「トランプ大統領がOPECに圧力を加えることはできない」
- AUD:ロウRBA(豪州準備銀行)総裁「利上げはしばらく先になる」
- GBP:5月CPI(消費者物価指数 )前年比2.4%、原油高でもインフレ伸びず
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円: FOMC利上げも111円届かず
FOMC(米連邦公開市場委員会)直後のドル/円は110円台半ばから110.84円までジャンプ、5月23日以来の高値をつけました。ピボットで計算したレジスタンスでぴったり止まったわけですが、その後失速してこの日の安値となる110.27円まで下落しました。
FOMCは日本時間の今朝3時、政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を1.75~2.00%に引き上げることを発表しました。また、FOMC声明文からは「当面の間、金利は低い水準にとどまる」という文言を削除。
FOMCメンバーが予想する年末の金利予想は、3月末時点の2.1%から2.4%へ上昇しました。年内の利上げ回数がこれまでの全3回から4回に増える可能性が高まり、9月利上げはさらに確実になり、12月利上げも織り込み始めています。
記者会見のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、米国経済の見通しに自信。ただ、非常に強気なFOMC声明や金利見通しに比べると控えめな印象で、いったんはドルの利食い売りが出ました。貿易戦争が気になって積極的にドルを買い進めないという事情もありました。
ユーロ:今夜、いよいよECB会合
FOMC後のユーロ/ドルは1.1725まで急落しましたが、すぐに戻し1.1800ドルを回復、この日の高値をつけました(チャート2)。
ECB(欧州中央銀行)は、今夜の会合で政策金利を現行の0.0%に据え置く方針。欧州経済の強気見通しとイタリア政治リスクのなかで、ドラギ総裁には、マーケットを強気にも弱気にも過度に傾かせないような気配りの効いたコメントが求められるでしょう。
量的緩和の終了時期については当初予定の9月から3カ月延長して、12月になる予想。ただ、最終決定は次回7月の会合まで持ち越しとなりそうです。
本日の発表の重要イベント!
14日:ECB、豪失業率
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
(荒地 潤)
この記事に関連するニュース
-
介入ない、米利下げもない、円は160円に向かって沈没中
トウシル / 2024年5月9日 9時57分
-
日米とも「物価動向」が極めて重要になる ~日銀会合・FOMC・米雇用統計の振り返り【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月8日 12時50分
-
NY市場サマリー(1日)ドル一時153円台に急落、利回り急低下 株まちまち
ロイター / 2024年5月2日 7時23分
-
NY外為市場=ドル一時153円台に急落、介入観測が浮上
ロイター / 2024年5月2日 6時10分
-
ドル/円155円まであと0.15円!日銀の本気度を試しにいく
トウシル / 2024年4月23日 9時53分
ランキング
-
1「待遇に満足な社員」が会社を辞めてしまう真因 なぜ互いに「相思相愛」の関係が築けないのか
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 8時30分
-
2京葉線だけの問題か? 快速の“大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点
乗りものニュース / 2024年5月13日 9時42分
-
3背水の住友ファーマ、窮地脱却を占う「次の焦点」 親会社の住友化学は「パートナー探し」を開始
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 7時40分
-
4無味のミネラルウォーターが若年層に好まれる理由 23年過去最高の販売実績を記録した「サントリー天然水」 ブランドの牽引役は天然水本体
食品新聞 / 2024年5月12日 17時1分
-
5中央線「グリーン車導入」の増収効果は?JR東日本が明らかに 投資額は約860億円
乗りものニュース / 2024年5月13日 7時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください