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(比較1)どっちが投資上手?日VS米マーケット・サーフィン

トウシル / 2018年7月31日 10時16分

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アベノミクス後の波をどう乗りこなしている?

株式市場を海に例え、これまでの市場の動きを波で表現してみました。日本の波は(日経平均株価とTOPIX)を指標に、米国の波は(ダウ平均株価とS&P500)を指標にしました。まずは、日米のそれぞれの波が「さざ波」だったのか「あら波」だったのか比較してみましょう。

 ↑米国は長期的に「穏やかな波」であるのに対し、日本は上下の動きが激しく「荒い波」になっていることがわかります↓


ただ、日本の株式市場は、2012年末からのアベノミクス以降、大きく相場が上昇しました。この好調の波に、日本の個人投資家はうまく乗れたのでしょうか?

→ 結果は、残念ながら、うまく投資できていませんでした。2012年から2018年まで日経平均株価は約2.5倍に駆け上がる中、日本の個人はずっと売り続けていたのです。一方、海外の機関投資家は、アベノミクス初動の2013年に大きく買っていました。

 日本人は相場のトレンドと逆の取引をする「逆張り」が好きと言われますが、まさにそれがあらわれる結果。海外勢のほうが投資が上手と言わざるを得ません。
 

データ出所:Bloomberg、東京証券取引所「2017年度株式分布状況調査の調査結果について」を元にトウシル編集部で作成。米国の株価指数(ダウ平均株価、S&P500)の推移と日本の株価指数(日経平均株価、TOPIX)の推移(期間:2008年~2018年)を比較


リアルな金融統計データをもとに、元日銀マンが分析。投資のステップアップに、お役立てください。

◎データ監修
鈴木 卓実(たくみ総合研究所 代表)
2003年、慶應義塾大学総合政策学部卒業。日本銀行にて、産業調査、金融機関モニタリング、統計作成等に従事。2018年、たくみ総合研究所を設立。エコノミスト、睡眠健康指導士として、経済や健康に関する個人指導やセミナー等を通じて情報を発信。

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