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ドル下落。パウエルFRB議長のスピーチに失望

トウシル / 2018年8月27日 9時29分

ドル下落。パウエルFRB議長のスピーチに失望

ドル下落。パウエルFRB議長のスピーチに失望

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.66

下値メドは110.90

今朝の天気マークは「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(8月24日)

24日のドル/円の終値は1ドル=111.26円

 前営業日に比べ0.02円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

  • USD:トランプ大統領の指示で、ポンペオ米国務長官の北朝鮮訪問が中止S&P500指数とナスダックが過去最高値を更新
  • AUD:次期首相にモリソン財務相。早期選挙の回避と政策期待で豪ドルが上昇7月貿易赤字が拡大、しかし輸出入両方が増えて経済に前向きな内容
  • SEK:スウェーデン中央銀行、年内利上げを示唆

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:やや下げる

 金曜日のドル/円は下落。東京時間に3日連続で高値を更新して、この週の高値となる1ドル=111.49円をつけましたが、その後は勢いがなくなり、NY時間には111.11円まで下落。終値は111.26円(チャート1)。

 ワイオミング州のジャクソンホールで行われたパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演にタカ派的(強気)要素がやや欠けていたとして、若干の失望売りが出ました。

 パウエルFRB議長は、「インフレは2%に近い水準まで上昇しているが、その水準を超えて加速するサインは見られない」「経済に過熱感はない」と発言。

 利上げ見通しについてもっと前向きな発言を期待していたマーケットには物足りない内容でしたが、かといってパウエル議長がハト派(弱気)的になったわけではなく、「段階的な利上げが適切である」と述べているように、今後も四半期に1度の利上げを継続するつもりであることは変わりません。

 ドル/円の今週のウィークリー・ピボットは110.84円。第1サポート110.19円、第2サポート109.13円。第1レジスタンス111.90円、112.55円。

 8月のこれまでの高値は112.15円、安値は109.78円。高値と安値の半値(50%)は110.96円。

 先週の終値はその前の週に比べ0.73円のドル高/円安。

 先週の値幅は1.71円で、1日の平均値動きは0.65円。

 2018年のこれまでの高値は113.37円、安値は104.61円。半値レベルは108.99円。

 

ユーロ/ドル:1.16ドル台を回復、上値伸ばす

 パウエルFRB議長の講演がドル売り/ユーロ買いにつながり、ユーロ/ドルは1ユーロ=1.1639ドルまで上値を伸ばしました。終値は1.1621ドル(チャート2)。

 今週のウィークリー・ピボットは1.1552ドル。第1サポート1.1464ドル、第2サポート1.1307ドル。第1レジスタンス1.1709ドル、第2レジスタンス1.1796ドル。

 8月のこれまでの高値は1.1699ドル、安値は1.1301ドル。高値と安値の半値(50%)は1.1500ドル。

 先週の終値はその前の週に比べ18ポイントのユーロ高/ドル安。

 先週の値幅は245ポイントで、1日の平均値動きは78ポイント。

 2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1301ドル。半値レベルは1.1928ドル。

 

ユーロ/円:2週間ぶりの129円台 

 ユーロ/円は、ユーロ/ドルに連れて8月9日以来となる1ユーロ=129円台を回復、129.41円の高値をつけました。終値は129.30円。

 今週のウィークリー・ピボットは128.26円。第1サポートは127.12円、第2サポート124.93円。第1レジスタンス130.45円、第2レジスタンス131.59円。

 8月のこれまでの高値は131.10円、安値は124.91円。高値と安値の半値(50%)は128.00円。

 先週の終値はその前の週に比べ2.84円のユーロ高/円安。

 先週の値幅は2.84円で、1日の平均値動きは1.08円。

 2018年のこれまでの高値は137.50円、安値は124.62円。半値レベルは131.06円。

 

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。

 

(荒地 潤)

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