投資信託では、日経平均株価など、運用の基準となる指数、ベンチマークを定めているものがあります。このベンチマークを上回る成果を目指す運用方法を「アクティブ運用」、ベンチマークに連動する成果を目指す運用方法を「インデックス運用」または「パッシブ運用」と言います。
アクティブ運用とは?
アクティブ運用は、アナリストやファンドマネジャーが個別企業の取材や工場見学などを通して、投資銘柄を調査、選定し、運用を行っていることから、信託報酬などの費用がインデックス運用のファンドと比べて高く設定されている一方、ベンチマークを上回るリターンが期待できるという特徴があります。
インデックス運用(パッシブ運用)とは?
インデックス運用は原則、ベンチマークに連動する成果を目指します。
ベンチマークはインデックス(指数)とも呼ばれ、日経平均株価などのように株式や債券などの市場全体の値動きを表す指標のことを言います。
アクティブ運用と異なり、調査を通じた銘柄選定などは行わないため、アクティブ運用と比べて信託報酬などの費用が低く設定されている特徴があります。
アクティブ運用とインデックス運用は、このようにそれぞれ特徴が異なります。
投資信託(ファンド)を選ぶとき、どちらの運用方法が自分の目的に合うか、まず選択することになります。