【基礎の投資信託】基準価額ってなに？

投資信託の基準価額って？

「基準価額」は投資信託の値段のことで、投資信託の購入・換金時の基準になるものです。

　投資信託が保有している株式や債券などの時価の終値の合計に、利息や配当収入を加えるなどして、基準価額は日々算出されます。

基準価額の算出方法は？

 

　投資信託が運用する有価証券の時価総額などから、信託報酬など必要な「費用」を差し引き、分配があった場合は「分配金」も差し引かれ、算出されるのが「純資産総額」です。この純資産総額を投資信託全体の口数で割り、基準価額を算出します。基準価額は1日1回公表され、日々変動します。株式のように、1分1秒ごとに値段が変動するものではありません。

　ちなみに「口」とは、投資信託によって異なる基準となる取引単位です。1口＝1円の投資信託は1万口当たりの価額、1口＝1万円の投資信託は1口当たりの基準価額で示されます。

 

値動きに影響を与える要因は？

　投資信託が保有する株式や債券などの価格変動や運用に要した費用が日々反映されます。
株式と違い、各投資信託の人気（資金流出入）は基準価額に直接影響しません。

 

基準価額の調べ方は？

運用会社や、楽天証券などの販売会社のウェブサイト、または新聞で調べることができます。

運用会社や販売会社のウェブサイトで

　当日の基準価額は夕方7時前後に確認できます。

※楽天証券ウェブサイトより

新聞などで

　日本経済新聞をはじめ、各日刊新聞の朝刊に前営業日の基準価額が掲載されます。

注：新聞によっては、時価総額上位の投資信託など、掲載に一定の基準を設けている場合があります

（アセットマネジメントOne）