貿易戦争のモヤモヤで、ウツになるマーケット

本日のレンジ予測

［本日のドル/円］

↑上値メドは111.47円

↓下値メドは110.68円

今朝の天気マークは「くもり」

▼ 天気の判定基準くわしくはコチラ ▼

 

毎ヨミ！FXトップニュース（9月10日）

10日のドル/円の終値は111.12円

　前営業日に比べ0.09円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

• USD：ボストン連銀総裁「9月の米利上げはほぼ確実。利上げしない理由がない」
• TRY：MSCIエマージング・マーケット・インデックスがベアトレンド入り
• NZD：RBNZRBNZ（ニュージーランド準備銀行）総裁は経済見通しに強気。「NZドル安と低金利が景気を下支え」
• ZAR：南ア政治混乱の可能性。ズマ前大統領が、ラマポーザ大統領の追放を画策
• SEK：スウェーデン総選挙は与野党とも過半数届かず。極右政党が票を伸ばしてキングメーカーに
• NOK：8月消費者物価指数 前年比3.4％、予想を大きく上回る。クローネ上昇
• GBP：バルニエ首席交渉官「英、EU（欧州連合）離脱交渉の合意、2カ月以内に実現可能」
• CNY：8月消費者物価指数 前年比3.4％、予想を上回る

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円：111円前半でさえない

　週明けのドル/円は東京時間に1ドル＝110.85円まで下げましたが、その後は戻して111円台前半の取引を続けました。

　米トランプ大統領が、次の貿易戦争の対戦相手に日本を指名したことでリスクオフの円買いが先行しましたが、日経平均がしっかりしていたため、大きく崩れることはありませんでした。しかしNY市場ではダウ平均株価が続落。リスクオンのムードからも遠く、ドル/円の高値も111.25円まで。

　今週のウィークリー・ピボットは111.06円。第1サポート110.36円、第２サポート109.69円。第1レジスタンス111.73円、112.43円（チャート1）。

　9月のこれまでの高値は111.75円、安値は110.38円。高値と安値の半値（50％）は111.07円。

　先週の終値はその前の週に比べ0.07円のドル安/円高。

　先週の値幅は1.37円で、1日の平均値動きは0.65円。

　2018年のこれまでの高値は113.37円、安値は104.61円。半値レベルは108.99円。

 

ユーロ/ドル：今週はECB会合

　ユーロ/ドルは1ユーロ＝1.1526ドルまで下げた後、1.1615ドルまで反発。今週はECB（欧州中央銀行）の会合を控え、ユーロにとっては、ビッグ・ウィークになりそうです。イタリアも最近はおとなしく、経済指標が示すように欧州経済は全体的に上向いています。ECBが金融政策の正常化に向けて進む条件が、整いつつあります。そのECBの最大の心配事は、トランプ発の世界に広がる保護主義政策。「年内に量的緩和政策を完了、1年後の来年9月には利上げ」というECBの計画が、もしかすると延期になることもありえます。

　今週のウィークリー・ピボットは1.1581ドル。第1サポート1.1503ドル、第2サポート1.1632ドル。第1レジスタンス1.1632ドル、第2レジスタンス1.1710ドル（チャート2）。

　9月のこれまでの高値は1.1688ドル、安値は1.1530ドル。高値と安値の半値（50％）は1.1595ドル。

　先週の終値はその前の週に比べ54ポイントのユーロ安/ドル高。

　先週の値幅は129ポイントで、1日の平均値動きは75ポイント。

　2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1301ドル。半値レベルは1.1928ドル。

 

ユーロ/円：一時127円台に下げる

　今週のウィークリー・ピボットは128.76円。第1サポートは127.55円、第2サポート126.80円。第1レジスタンス129.51円、第2レジスタンス130.72円（チャート3）。

　9月のこれまでの高値は129.97円、安値は128.01円。高値と安値の半値（50％）は128.99円。

　先週の終値はその前の週に比べ0.68円のユーロ安/円高。

　先週の値幅は1.96円で、1日の平均値動きは1.05円。

　2018年のこれまでの高値は137.50円、安値は124.62円。半値レベルは131.06円。

 

トレード前に必ずチェック！今日発表の重要指標！

11日：英失業率、ドイツZEW景況感指数など

経済指標過去データはこちらをチェック！

 

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◎天気の判定基準とは？

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

･「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

･「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

･「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。

 

（荒地 潤）