今夜はドルの重要日!FOMCは利上げ、今年はこれでオシマイも?
トウシル / 2018年9月26日 9時35分
今夜はドルの重要日!FOMCは利上げ、今年はこれでオシマイも?
本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(9月25日)
25日のドル/円の終値は112.96円
前営業日に比べ0.15円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- JPY:黒田日銀総裁「緩和の効果と副作用の両方を考慮する必要がある状況になっている」
- TRY:ポンペオ米国務長官「トルコで拘束の米国人牧師は今月解放されるだろう」
- SEK:スウェーデン議会が首相の不信任を可決。政治混迷長引く気配
- ARS:アルゼンチン中銀総裁がIMF(国際通貨基金)交渉の最中に突然の辞任。ペソ大幅安に
- CAD:米通商代表部(USTR)「NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉においてカナダに残された時間は少ない」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:113円手前で足踏み
ドル/円は113円に迫るもあと一歩届かず。25日のドル/円は、東京時間に112.97円まで上昇した後、値を下げましたが安値も112.74円までとしっかり。NY時間にも再び上値をトライしましたが、東京時間の高値とほぼ同レベルの112.98円で止められました。終値は112.96円で4日続伸。(チャート1)
今夜は、いよいよFOMC(米連邦公開市場委員会)が今年3回目となる利上げを決定。FRB(米連邦準備制度理事会)は、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1.50~1.75%から2.00~2.25%へと引き上げる予定です。
利上げについては予想されていたことで、サプライズはありません。注目はパウエルFRB議長の会見。パウエルFRB議長が、米経済の強さを理由に年内再利上げになお前向きなのか、それとも関税問題を懸念して慎重姿勢をみせるのか。それによって12月の利上げ確率が変わってきます。また、利上げに不満のトランプ大統領の発言も気になります。
マーケットは12月の利上げを織り込んで動いているだけに、仮に2018年度の利上げは今回をもって終了、次回利上げは来年春以降ということになれば、ドル高相場の大きな転機になることも考えられます。
今週のウィークリー・ピボットは112.37円。第1サポート111.86円、第2サポート111.16円。第1レジスタンス113.07円、113.57円。
9月のこれまでの高値は112.98円、安値は110.38円。高値と安値の半値(50%)は111.68円。
先週の終値はその前の週に比べ0.51円のドル高/円安。
先週の値幅は1.21円で、1日の平均値動きは0.56円。
2018年のこれまでの高値は113.37円、安値は104.61円。半値レベルは108.99円。
ユーロ/ドル:1.18台は売りも強い
ユーロ/ドルも堅調。ユーロにとって大きな頭痛の種だったイタリアの来年度予算の赤字比率は2%以下に収まりそうな方向であること、そしてドラギECB(欧州中央銀行)総裁の「欧州のインフレ基調は壮健だ」という強気発言がユーロ買いに弾みをつけ、ユーロ/ドルは約3カ月ぶりの高値圏となる1.18ドル台近辺で取引されています。ECBチーフエコノミストのプラート氏が「緩和政策はまだしばらく必要だ」としてドラギ総裁の発言をけん制したことで勢いがくじかれる場面もありましたが、下値は堅い状況。(チャート2)
強気姿勢のドラギ総裁に対して、今夜のパウエルFRB議長が予想以上に弱気ということになれば、ユーロ一段上昇の可能性もあります。
今週のウィークリー・ピボットは1.1724ドル。第1サポート1.1646ドル、第2サポート1.1540ドル。第1レジスタンス1.1830ドル、第2レジスタンス1.1909ドル。
9月のこれまでの高値は1.1815ドル、安値は1.1526ドル。高値と安値の半値(50%)は1.1670ドル。
先週の終値はその前の週に比べ131ポイントのユーロ高/ドル安。
先週の値幅は184ポイントで、1日の平均値動きは81ポイント。
2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1301ドル。半値レベルは1.1928ドル。
ユーロ/円:133円がまだ重い
今週のウィークリー・ピボットは131.84円。第1サポートは130.56円、第2サポート128.82円。第1レジスタンス133.58円、第2レジスタンス134.87円。(チャート3)
9月のこれまでの高値は133.12円、安値は127.86円。高値と安値の半値(50%)は130.49円。
先週の終値はその前の週に比べ2.08円のユーロ高/円安。
先週の値幅は3.02円で、1日の平均値動きは1.11円。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
26日:FOMC、パウエルFRB議長発言
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
(荒地 潤)
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