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今週のドル/円は115円を目指すか?ユーロはイタリア財政不安で先行き不透明

トウシル / 2018年10月1日 9時55分

今週のドル/円は115円を目指すか?ユーロはイタリア財政不安で先行き不透明

今週のドル/円は115円を目指すか?ユーロはイタリア財政不安で先行き不透明

[本日のドル/円]

上値メドは113.97円

下値メドは113.17円

今朝の天気マークは「晴れ」

▼ 天気の判定基準くわしくはコチラ ▼

毎ヨミ!FXトップニュース(9月28日)

28日のドル/円の終値は113.69円

 前営業日に比べ0.31円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。

  • EUR:イタリアが来年度予算を巡りEU(欧州連合)と対立
  • USD:フェイスブック、ハッキングにより最大5000万人分の情報流出かテスラのイーロン・マスクCEOが米証券取引委員会と和解。会長は退任
  • JPY:日銀「先行きの物価を巡る不確実性は一頃より高まっている」
  • GBP:BOE(英中央銀行)副捜査「段階的利上げが必要」
  • CAD:カナダ銀行総裁「徐々に金利を引き上げていく」

主要指標 終値

本日の注目通貨

ドル/円:年初来高値を更新中

 金曜日のドル/円は堅調地合いが続き、NY市場で1ドル=113.71円まで上昇。昨年12月12日以来の高値をつけました。下は113.31円でしっかり支えられました。安値が113円台だったのは今年になって初めてです。(チャート1)

 目先の目標は114円。2017年のドル/円は114.49円(7月10日)、114.74円(11月6日)と2回頭を押さえられ、そのたびに110円割れまで押し戻されています。この関門をクリアしたら次は115円がターゲットになります。

 ドル/円の今週のウィークリー・ピボットは113.28円。第1サポート112.85円、第2サポート112.00円。第1レジスタンス114.13円、114.56円。

 9月の高値は113.71円、安値は110.38円。高値と安値の半値(50%)は112.05円。

 9月の終値は8月の終値に比べ2.59円のドル高/円安。

 9月の値幅は3.33円で、1日の平均値動きは0.54円。

 2018年のこれまでの高値は113.71円、安値は104.61円。半値レベルは109.16円。

 

ユーロ/ドル:イタリア予算問題で大幅下落

 金曜日のマーケットでユーロ/ドルは大きく下げました。一時は6月以来となる1ユーロ=1.18ドルに迫るほどだった勢いはすっかり消え失せ、1.1570ドルまで売られることになりました。(チャート2)

 理由ははっきりしていて、イタリア政府が2019年度予算の赤字をGDP(国内総生産)比2.4%とする、財政赤字の拡大方針を打ち出したこと。EU(欧州連合)が進める財務規律強化を無視したイタリアとEU側との交渉は難航が必至。イタリア国債の格下げの可能性も高まっています。

 今週のウィークリー・ピボットは1.1663ドル。第1サポート1.1510ドル、第2サポート1.1418ドル。第1レジスタンス1.1755ドル、第2レジスタンス1.1907ドル。

 9月の高値は1.1815ドル、安値は1.1526ドル。高値と安値の半値(50%)は1.1670ドル。

 9月の終値は8月の終値に比べ5ポイントのユーロ安/ドル高。

 9月値幅は289ポイントで、1日の平均値動きは82ポイント。

 2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1301ドル。半値レベルは1.1928ドル。

 

ユーロ/円:一時131円前半まで売られる

 金曜日のユーロ/円は、1ユーロ=132.31円を頂点にして海外市場で131.18円まで下げました。その後132円近くまで反発しましたが、133円はやや遠くなった感があります。(チャート3)

 今週のウィークリー・ピボットは132.07円。第1サポートは131.03円、第2サポート130.14円。第1レジスタンス132.96円、第2レジスタンス134.00円。

 9月の高値は133.12円、安値は127.86円。高値と安値の半値(50%)は130.49円。

 9月の終値は8月の終値に比べ2.95円のユーロ高/円安。

 9月の値幅は5.26円で、1日の平均値動きは1.08円。

 2018年のこれまでの高値は137.50円、安値は124.62円。半値レベルは130.49円。

 

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

1~5日:パウエルFRB議長発言、米雇用統計、RBA政策金利、トルコCPIなど

経済指標過去データはこちらをチェック!

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。

 

(荒地 潤)

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