1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

【基礎の投資信託】投資目的別ポートフォリオづくりのセオリーとは?

トウシル / 2018年10月16日 9時0分

【基礎の投資信託】投資目的別ポートフォリオづくりのセオリーとは?

【基礎の投資信託】投資目的別ポートフォリオづくりのセオリーとは?

投資信託のポートフォリオを作る

 ポートフォリオとは、自身の保有する(保有を予定している)資産の組み合わせやその比率のことを指します。

 投資信託(ファンド)での運用目的が決まったら、最適なポートフォリオを考えてみましょう。

 投資の鉄則は、長期、積み立て、分散です。これを実現するためのポートフォリオを作りましょう。

 ポートフォリオをつくためのプランは、次の順番で考えていきましょう。

(1)積み立ての予算と目標を決める

(2)株、債券、外貨建て資産のバランスを考える

(3)どのファンドを購入するかを決める

(1)積み立ての予算と目標を決める

 どんなポートフォリオがよいかは、投資の目標によって異なります。
まずは自身で、

  1. 最初に投資する金額
  2. 毎月の積立金額
  3. 投資の目標までの積立期間
  4. 想定する運用利回り

を考えます。

 注意点は、想定利回り(リターン)が大きいほど、想定リスクも大きくなることです。自身が許容できるリスクに見合った利回りを想定しましょう。

 お金は積み立てるだけではなく、使うことも考慮しなければなりません。次に、5.貯まったお金を使うペースも考えましょう。イメージと異なったときは、「1.最初に投資する金額」に戻ってシミュレーションを繰り返してみましょう。

 

(2)株、債券、外貨建て資産のバランスを考える

 値動きの異なるさまざまな資産に分散投資していれば、一つの市場が下がったときでも慌てる必要はありません。また、分散投資で積み立てをしていれば、長期スタンスで割安なときも投資することが可能です。

 今、検討している資産だけでなく、保有する資産全体で分散を考えることも大切です。

 

 私たちの年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、下記の基本比率(ポートフォリオ)に基づいて、投資を行っています。

 

 

 目標・投資スタンス別ポートフォリオの例

リスク・リターンを抑えたい場合

相対的に価格の変動が小さく、安全資産とされる「国内債券」を中心に、リスク・リターンが低めな国内資産に分散投資するポートフォリオ

 リスク・リターンを抑えつつ、ある程度のリターンを狙いたい場合

為替のリスクを取りたくない、でもいろいろな資産に投資して少しリターンを狙う、国内株式・国内REITの保有比率を上げたポートフォリオ

 海外資産にも投資し、ある程度のリターンを狙いたい場合

為替変動のリスクを取って、リスク・リターンがやや高めの先進国株式、先進国REITを組み入れたポートフォリオ

積極的にリターンを狙いたい場合

相対的に値動きの大きい先進国や新興国の株式を組み入れるなど積極的にリスクをとり、リターンを狙うポートフォリオ

資産を分散したい場合

さまざまな資産に同程度分散投資することで、値動きを抑えつつ、幅広く収益獲得の機会をうかがうポートフォリオ

 (3)どのファンドを購入するかを決める

 組み入れる資産の配分がイメージできたら、次は各資産ごとのファンドを選ぶことになります。詳しくは次週、紹介します。

【Coming soon】10月23日公開「【基礎の投資信託】投資信託の商品を選ぶ」≫≫

 

(アセットマネジメントOne)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください