円安終了か？トランプ政権が日本に円安政策禁止を要請

本日のレンジ予測

［本日のドル/円］

↑上値メドは112.81円

↓下値メドは111.58円

今朝の天気マークは「くもり」

▼ 天気の判定基準くわしくはコチラ ▼

 

毎ヨミ！FXトップニュース（10月12日）

12日のドル/円の終値は112.21円。

　前営業日に比べ0.18円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

• JPY：ムニューシン米財務長官「対日貿易協議で、通貨安誘導を禁止する為替条項を求める」。安倍首相、消費税増税を予定通り来年10月に実施することを表明。黒田日銀総裁、消費税増税の景気への影響は「きわめて小さい」
• USD：マティス国防長官に辞任の噂
• TRY：トルコが米国人牧師を釈放。しかしトルコリラは下落
• GBP：英とEU（欧州連合）は、離脱交渉の経緯を15日に発表。アイルランド民主統一党「離脱交渉の結果次第では、メイ首相の不信任投票も」
• DOW：一時414ドル高。金融機関の決算が良く市場に安心感戻る
• OIL：原油先物 3日ぶりに反発
• GOLD：金先物 反落 リスクセンチメントがやや改善

 

主要指標終値

 

 

本日の注目通貨

ドル/円：112円台はすでに重い

　12日金曜日のドル/円は、東京時間午後に一時1ドル＝112.50円まで反発したものの、世界同時株安に対する警戒感は拭い去れず、NY時間になって111.88円まで差し戻し。ただ、値幅としては前日11日のレンジを超えることはなく、上値も重いが円高方向に下抜けることもありませんでした。

　インドネシアのバリ島での記者会見に、特殊部隊の迷彩服のようなシャツを着てあらわれたムニューシン米財務長官は、TAG（日米物品貿易協定）交渉で、日本に対して自国通貨安を誘導するような政策を禁じる「為替条項」を要求する考えを発表しました。

　米国はUSMCA（米国・メキシコ・カナダ協定）において「為替介入を含む競争的な通貨切り下げを自制する」と明記しており、ムニューシン米財務長官はこの条項が日本との貿易協定のモデルになると発言。

　日銀の政策もその対象に含まれるとすれば、今後日銀は円安誘導策と見なされるような積極的な緩和政策を行えなくなります。株高を支える円安と低金利が今後期待できないとなれば、日本株にとってもダメージです。

　今週のウィークリー・ピボットは112.66円。第1サポート111.39円、第２サポート110.56円。第1レジスタンス113.49円、114.77円。

　10月のこれまでの高値は114.55円、安値は111.84円。高値と安値の半値（50％）は113.19円。

　先週の終値はその前の週に比べ1.49円のドル安/円高。

　先週の値幅は2.11円で、1日の平均値動きは0.73円。

　2018年のこれまでの高値は114.55円、安値は104.61円。半値レベルは109.58円。（チャート1）

 

ユーロ/ドル：1.16ドルをつけて達成感

　今週のウィークリー・ピボットは1.1533ドル。第1サポート1.1457ドル、第2サポート1.1355ドル。第1レジスタンス1.1635ドル、第2レジスタンス1.1711ドル。（チャート2）

　10月のこれまでの高値は1ユーロ＝1.1623ドル、安値は1.1432ドル。高値と安値の半値（50％）は1.1528ドル。

　先週の終値はその前の週に比べ39ポイントのユーロ高/ドル安。

　先週の値幅は178ポイントで、1日の平均値動きは77ポイント。

　2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1301ドル。半値レベルは1.1928ドル。

 

ユーロ/円：130円台キープできず

　今週のウィークリー・ピボットは1ユーロ＝130.05円。第1サポートは128.86円、第2サポート128.02円。第1レジスタンス130.89円、第2レジスタンス132.09円。

　10月のこれまでの高値は132.46円、安値は129.21円。高値と安値の半値（50％）は130.84円。（チャート3）

　先週の終値はその前の週に比べ1.29円のユーロ安/円高。

　先週の値幅は2.03円で、1日の平均値動きは1.06円。

　2018年のこれまでの高値は137.50円、安値は124.62円。半値レベルは131.06円。

 

トレード前に必ずチェック！今週発表の重要指標！

FOMC議事録、米小売売上高、英、欧、日、加 CPI、豪失業率 など

経済指標過去データはこちらをチェック！

 

 

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◎天気の判定基準とは？

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

･「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

･「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

･「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。

 

（荒地 潤）