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相場の流れ変わるか、それとも一段の株安か?今夜のFOMC議事録に注目!

トウシル / 2018年10月17日 10時6分

相場の流れ変わるか、それとも一段の株安か?今夜のFOMC議事録に注目!

相場の流れ変わるか、それとも一段の株安か?今夜のFOMC議事録に注目!

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは112.72

下値メドは111.51

今朝の天気マークは「晴れ」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(10月15日)

16日のドル/円の終値は112.27円

 前営業日に比べ0.51円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。

  • USD:トランプ米大統領「FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げが経済成長を危うくしている」
  • USD:サウジアラビア総領事館で記者殺害の証拠を発見か
  • AUD:RBA(豪準備銀行)議事要旨「豪ドルの下落は経済の支援になっている」
  • NZD:7-9月期消費者物価指数 前期比+0.9%、予想上回る。利下げリスクが後退
  • EUR:ドイツ10月ZEW景況感指数▲24.7、6年ぶりの悪さ。政治不安も一因
  • DOW:NY株式市場は大幅反発。ロンドン、フランクフルト株式市場も大幅続伸

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:112円台に反発も、上値はまだ重い

 111.70円台からスタートした火曜日のドル/円は、株価反発の恩恵を受けて、NY時間夕方には112.34円まで上値を伸ばしました。この日のダウ平均株価は一時560ドル超上昇しましたが、その割にはドル/円の反発は限定的でした。(チャート1)

 17日今夜は、9月に行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が公表されます。FOMCはこの時会合で、政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を2.00~2.25%に引き上げることを全会一致で決定しました。

 今回の議事録のポイントは、FRBの米経済の先行きに対する自信の強さを確認すること、そして12月利上げを支持するような新たな材料を探すことにあります。

 FOMCの声明文から「金融政策の運営方針は緩和的」との文言が削除されたことが示すように、最近のFRBはタカ派(利上げ前向き)姿勢が強まっています。

 ところが先週のNY株価の暴落は、米長期金利の急ピッチな上昇が大きな原因の一つといわれています。FRBの利上げを織り込んだ米長期金利は7年来の高水準まで上昇、それについていけず株価が大きく下げたのです。トランプ大統領は、FRBの利上げは「クレージーだ」と不満を表明しています。

 今夜公表される議事録がよりタカ派的な内容で米長期金利を一段押し上げることになれば、株価は再び下落、リスクオフでドル/円も下落ということが考えられます。反対に貿易戦争の影響を懸念材料としてあげ、FOMCメンバーの経済見通しに慎重な姿勢が浮かんでくるならば、利上げペースが減速するかもしれないとの期待で株が買戻され、ドル/円も上昇しやすくなります。

 とはいえ、ハト派で知られるエバンス・シカゴ連銀総裁でさえ、最近では利上げに肯定的な発言をしています。マーケットが考える以上に12月利上げは確実だと考えたほうがよさそうです。もっとも、トランプ大統領が利上げ反対を唱えるからこそ、FRBが利上げを支持している面もあると思います。

 

NZドル/円:「利下げ」懸念後退で上昇

 NZドル/円は先月、2016年8月以来の安値となる72.24円まで下落、今月に入っても最安値に再接近するなど低迷状態が続いていました。しかし火曜日のNZドル/円は74.01円まで急反発(チャート3)

 7-9月期のCPI(消費者物価指数)が予想以上の強さを示したことがきっかけとなりました。インフレ率がRBNZ(NZ準備銀行)の目標値に近づいていることが確認されたことで、RBNZが利上げを検討するまでには至らないものの、少なくとも「利下げ」の必要はなくなったとの安心感が広がり、NZドルが買われました。

 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

17日:FOMC議事録、英CPIなど

経済指標過去データはこちらをチェック!

 


天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。

 

(荒地 潤)

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