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米中間選挙の次は、今夜のFOMC! 注目の通貨はどれ?

トウシル / 2018年11月8日 9時0分

米中間選挙の次は、今夜のFOMC! 注目の通貨はどれ?

米中間選挙の次は、今夜のFOMC! 注目の通貨はどれ?

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは114.17

下値メドは112.74

今朝の天気マークは「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

毎ヨミ!FXトップニュース(11月7日)

7日のドル/円の終値は1ドル=113.57円

 前営業日に比べ0.12円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

各国・各通貨トピックス

ドル

トランプ大統領「今夜は大成功だ。ありがとう」(米中間選挙でツイッター)
トランプ大統領「政策実現のため民主党と一緒に取り組んで行きたい」

トランプ大統領、セッションズ司法長官を更迭。ロシア疑惑の封じ込め目的?

日本円

布野日銀審議委員「急激な金利上昇は金融機関にとってマイナス」

ダウ株価

500ドル以上の大幅上昇。10月9日以来の26,000ドル台を回復。

原油先物

8日続落。サウジ、ロシアの減産のニュースには反応せず。

主要指標終値

本日の注目通貨

ドル/円:次のテーマはなに?

 米中間選挙は、共和党が上院を守り民主党が下院を奪還する予想通りの結末となりました。ねじれ議会の不安がさかんに報道されていましたが、マーケット的には予想通りに終わったことの安堵感のほうが強かったようです。

 下院で勝利した民主党は、トランプ大統領の弾劾よりも、まずは脱税疑惑を追及するとみられています。議席が正式に入れ替わるのは1月3日。来年の米議会は、日本のモリカケ国会のような停滞もありえます。

 一方、トランプ大統領は、すでに2020年の再選に向けて始動。チーム再編の手初めとしてセッションズ長官をクビにしたといわれています。

 水曜日のドル/円は、開票中に1ドル=113円割れから、この日の高値となる113.82円まで上下しましたが、結局どちらへの方向へも進むことはできず、その後は気が抜けて112.94円まで下落、それからNY時間にかけて徐々に回復。ダウ平均株価は500ドルを超える急上昇になりましたが、ドル/円は113円台半ばで日中の高値は超えられませんでした。(チャート1)

 米中間選挙を過ぎ、マーケットの関心は今夜のFOMC(米連邦公開市場委員会)へ。今回は声明文の微調整だけで利上げはなし。ただ来月12月の利上げはほぼ確実と見られているため、それを支持するような表現には米長期金利が敏感に反応して、FX市場と株式市場に影響することになるでしょう。

 

 

NZドル/円:もう、内気ではいられない

 米中間選挙であまり注目されませんでしたがNZの第3四半期の失業率は10年ぶりの低水準まで下がり、同国の労働市場の強さを浮き彫りにしました。RBNZ(NZ準備銀行)はこれまでハト派(慎重)色を前面に押し出し、利下げさえ仄めかしてきましたが、失業率がここまで低くなり、労働市場の逼迫が今後インフレを上昇に導くことを考えると、もはや緩和政策を取り続けることは不合理といえます。

 RBNZは今朝の会合で政策金利を1.75%に据え置きを決定。2020年まで同水準に維持するとのスタンスは変えませんでした。しかし、声明ではインフレに上昇圧力があることを認め、またRBNZ総裁が「NZドルの動きは雇用データの強さを反映」と発言したことがNZ高容認と受け取られました。NZドル/円は77.15円まで上昇して、今年6月以来の高値をつけています。(チャート2)

 

ユーロ/円:EUとイタリアのバトル続く

 英国のEU(欧州連合)離脱交渉が進展がみられています。ただ、ポンドはすでに期待を込めて買われているので、結果が出て売られるセル・ザ・ファクトのリスクもあります。またユーロ/ドルは、来年度予算を巡り、EUとイタリアのバトルが続いていますが、これまでの感情的な対立から、落としどころを探る状態へと一歩進んだようです。うまくおさまればユーロ高に動く可能性があります。

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

8日:FOMC、メキシコCPIなど

経済指標過去データはこちらをチェック!

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。

(荒地 潤)

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