ポンド/円、来週の上下のメドは?ブレグジット成立で買い?それとも「合意なき離脱」で急落か?

トウシル / 2019年10月18日 9時32分

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ポンド/円、来週の上下のメドは?ブレグジット成立で買い?それとも「合意なき離脱」で急落か?

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.40

下値メドは107.91

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

「スーパー・サタディ」で何が起こる?

 2年間に及んだ英国とEU(欧州連合)のブレグジット交渉が、ついに合意しました。しかし、安心はまだできません。英政府(ジョンソン首相)が合意しても、英議会を通るまでは、ブレグジットは成立しないのです。メイ前首相の時代、離脱協定案が英議会で2度も圧倒的多数で否決されたのを覚えている方は多いでしょう。

 英議会は、明日土曜日に議員を緊急招集して採決する予定(スーパー・サタディ)。北アイルランドの民主統一党(DUP)は早々に反対を表明するなど、現時点の可決の確率はフィフティ・フィフティです。仮に離脱案が否決された場合は、不信任案の提出、解散総選挙という流れになるか、あるいは最悪「合意なき離脱」(強硬派にいわせると「クリーン離脱」)ということになります。

 ブレグジットで何が一番もめているのかというと、北アイルランドの国境関税問題。北アイルランドの税関は、法律上は英国に属していますが、実質上はEUの管理下に置かれることになります。北アイルランドをEUの関税同盟にとどめ置くことは、真のブレグジット(EU離脱)にならないと強硬派は反対しているわけです。

 では北アイルランドとアイルランド共和国にハードボーダー(物理的国境)を設置してはどうかということですが、これも問題。プロテスタントとカトリックの分断を深め、血と暴力の抗争が繰り返されるおそれがあるからです。

 乱高下するポンド/円、週末から月末にかけての上下のメドは?「今日の注目通貨」をご覧ください。

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17日ドル/円のNY市場の終値は108.64円

 16日の終値に比べ0.13円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

救いようのない奴は、心地よいときにだけ株を買う。そして新聞の見出しで吐きそうな時に、いそいそと売り払ってしまう – アメリカの相場格言

各国・各通貨トピックス

ドル:
トランプ大統領「米中通商の合意文書を作成中」
ブラード・セントルイス連銀総裁「予想を超える急激な景気減速のリスクある」
カプラン・ダラス連銀総裁「利下げ前の政策金利は高すぎた」
米地区連銀経済報告(ベージュブック)「個人消費は堅調」、「製造業は苦戦」
米国が中国向け投資を制限か

ユーロ:
ノルウェー・クローネが対ユーロでの過去最安値を更新
スペイン裁判所、カタルーニャ独立指導者に最大13年の禁固刑
メルケル首相「ドイツが景気後退入りするなら、財政刺激策を検討」
バイトマン・ドイツ連銀総裁「追加刺激策を行う必要ない」

ポンド:
ユンケル欧州委員長「これ以上の離脱延長は必要ない」
北アイルランドDUP、ブレグジット案賛成の見返りに多額の交付金を要求
スコットランドが来年、「英国からの独立」住民投票の実施を検討

トルコリラ:
ペンス米副大統領「トルコはシリアでの休戦に合意した」
トランプ大統領「トルコの停戦合意は素晴らしい結果」
エルドアン大統領「米とトルコの努力により、地域に平和がもたらされるだろう」

その他:
おまゆう:キャメロン英元首相が「合意なき離脱、良くない」
フランスが金箔入りのブレグジット・ワインを限定発売
ノルウェー政府「英国には留学しないで」ブレグジット混乱を懸念

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ポンド/円:今月末までのレンジ予想:122.08円から155.29円

ピボットは137.32円。

第3レジスタンス:155.29円
第2レジスタンス:148.40円
第1レジスタンス:144.22円
10月17日高値:141.50円
ピボット:137.32円
第1サポート:133.15円
10月08日安値:130.43円
第2サポート:126.25円
第3サポート:122.08円

2019年の高値は148.88円(3月14日)、安値は126.55円(8月12日)。
高値と安値の半値(50%)は137.71円。
2019年始値から9月終値までのレンジは22.33円。

10月のポンド/円データ(10月17日現在)

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今日(週)発表の重要指標!

18日:カーニー・BOE総裁 発言、中国小売売上高、中国鉱工業生産、中国GDP など

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。

(荒地 潤)

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