小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還【2010(平成22)年6月13日】
トウシル / 2021年6月13日 5時0分
小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還【2010(平成22)年6月13日】
2010(平成22)年6月13日
小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還
2010(平成22)年6月13日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の一研究機関であるISAS(宇宙科学研究所)が打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ」が、宇宙空間60億キロの旅を終え、地球に帰還しました。
2003年に打ち上げられた「はやぶさ」は、イオンエンジン(電気的なエネルギーを利用して推力を得るロケットエンジン。キセノンや水銀などをイオン化し、強い電場により加速して噴出する)の実証試験を行いながら、2005年夏にアポロ群の小惑星イトカワに到達。その表面を観測したのち、イトカワに探査機「ミネルバ」の投下を試みました。しかし着陸は難航し、結局「イトカワ」への着陸はわずか1秒間となりました。しかし、地球に帰還したカプセルの中身のうち「イトカワ」の物質であると断定されたおよそ1,500個の微粒子は、このわずか1秒の中で回収されたものだったのです。
「イトカワ」離脱後も、通信途絶や制御不能などのさまざまな困難に見舞われながら地球を目指し、帰還に成功します。着陸探査は当初の予定通りにはいきませんでしたが、地球重力圏外にある天体に着陸してのサンプル採取は、世界初の快挙となりました。
この快挙にちなみ、6月13日は「はやぶさの日」と制定されました。また2019年5月現在、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への観測と着陸のため運用中です。
「イトカワ」は、アポロ群と呼ばれる地球近傍小惑星であり、半径160メートル、直径500メートルほどの小さな天体です。惑星探査機が観測を行った天体では最小であり、その名前の由来は日本のロケット開発の父と言われる糸川英夫氏からつけられています。
2010年6月13日の日経平均株価終値は
9,705円25銭
※6月13日は休日のため前営業日の株価
ライター: FIX JAPAN 前沢ともあき
(トウシル編集チーム)
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