ポンドがどうにも止まらない。下がり続ける豪ドル/円、そしてリラ/円は?FOMC直前に、クロス円の上限のメドを緊急チェック!

トウシル / 2019年7月31日 9時35分

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ポンドがどうにも止まらない。下がり続ける豪ドル/円、そしてリラ/円は?FOMC直前に、クロス円の上限のメドを緊急チェック!

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.39

下値メドは107.89

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

危険水域のポンド/円

 30日(火曜)のマーケットでポンド/ドルは1.2119ドルまで下落しました。過去15年間のポンドの対ドルでの安値は1ポンド=1.1987ドル。これはブレグジットの国民投票(2016年6月24日)の時の安値だと思っている方もいるかもしれませんが、その時の安値1.3219ドルで、とっくにその水準を下回っています。

 1.1987ドルは、その翌年、2017年1月17日につけたものです。何があったのかというと、メイ首相(当時)が「EU(欧州連合)市場と関税同盟からの撤退」を表明してハードブレグジット路線を進むのではないかという恐怖で、ポンドが売られたのです。

 それから紆余曲折あり、ソフトブレグジットへ方針変更されたこともあって、ポンド/ドルも一時1.4377ドルまで戻したのですが、ここにきてメイ首相が辞任に追い込まれ、強硬派のボリス・ジョンソン氏にとってかわったことで、再び、というかこれまで以上にハードブレグジット路線が強まった結果、ポンドが下落しています。

 ジョンソン英首相が「合意なき離脱」を断行する可能性が次第に高まっているなか、ポンドはまだ下落余地がありそうです。1.1987ドルはもう間近。過去最安値の1.0545ドルを更新するリスクも排除できません。

 ポンド/円の上下のメドは「今日の注目通貨」をご覧ください。豪ドルも上値が重い。30日から米中貿易交渉が3ヵ月ぶりに再会されましたが、合意できるかは非常に厳しい状況。これが豪ドルの圧力になっているのですが、国内経済の低迷を懸念するRBA(豪準備銀行)は10月に「再利下げ」するとみられています。さらに来年2月に再々利下げという予想あり、現在の政策金利が1.25%なので、2回利下げするならば1%を下回ることになり、豪ドルが低金利通貨の仲間入りということになるでしょう。

毎ヨミ!FXトップニュース(7月30日)

30日ドル/円のNY市場の終値は108.61円

 29日の終値に比べ0.17円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

みんなが気づいたら、それはもうチャンスじゃない

各国・各通貨トピックス

ドル:
    米国の情報機関トップ辞任、トランプ米大統領と対立
    イエレン前議長、今夜のFOMC(米連邦公開市場委員会)で25bpの利下げを予想
    イエレン前議長「今回の利下げは、緩和サイクルの合図ではない」

円:
    日銀会合「少なくとも2020年春頃まで低金利政策を継続」
    日銀、2019年度GDP(国内総生産)を0.8%から0.7%へ下方修正
    求人倍率 2カ月連続で低下

ポンド:
    ジョンソン内閣のゴーブ国務相「合意なき離脱が現実的になってきた」
    NIESR(英国立経済社会研究所)「合意なき離脱の可能性はおおよそ40%」

中国人民元:
    中国経済、7月も減速か
    中国、イランから原油輸入を継続、米国による禁輸制裁を無視

メキシコペソ
 メキシコ大統領「低い金利を望む」

その他:
    007のボンド・カーが競売。落札予想は6億円
    サザビーズ 4千億円で身売り。NY上場は廃止。
    フロリダ州で蚊が媒介する感染症を検出。致死率30%

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

豪ドル/円:今週のレンジ予想:73.54円から76.96円 

今週のピボットは75.42円。
今年の高値と安値の50%は75.99円

第3レジスタンス:76.96円
第2レジスタンス:76.56円
第1レジスタンス:75.82円
ウィークリー・ピボット:75.42円
第1サポート:74.68円
第2サポート:74.28円
第3サポート:73.54円

7月のこれまでの高値は76.28円、安値は74.56円。
高値と安値の半値(50%)は75.42円。

先週の終値はその前の週に比べ0.82円の豪ドル安。
先週の値幅は1.14円。
1日の平均値動きは0.45円。

2019年のこれまでの高値は80.72円、安値は71.26円。
高値と安値の半値(50%)は75.99円。

出所:楽天証券が作成

ポンド/円:今週のレンジ予想:126.45円から138.59円

今週のピボットは133.08円。
今年の高値と安値の50%は139.63円。

第3レジスタンス:138.59円
第2レジスタンス:137.13円
第1レジスタンス:134.55円
ウィークリー・ピボット:133.08円
第1サポート:130.50円
第2サポート:129.03円
第3サポート:126.45円

7月のこれまでの高値は137.79円、安値は131.61円。
高値と安値の半値(50%)は134.70円。

先週の終値はその前の週に比べ0.97円のポンド安。
先週の値幅は1.99円。
1日の平均値動きは0.80円。

2019年のこれまでの高値は148.88円、安値は130.38円。
高値と安値の半値(50%)は139.63円。

出所:楽天証券が作成

トルコリラ/円:今週のレンジ予想:18.05円から20.08円

今週のピボットは19.00円。
今年の高値と安値の半値(50%)は19.31円。

第3レジスタンス:20.08円
第2レジスタンス:19.68円
第1レジスタンス:19.40円
ウィークリー・ピボット:19.00円
第1サポート:18.73円
第2サポート:18.33円
第3サポート:18.05円

7月のこれまでの高値は19.52円、安値は18.60円。
高値と安値の半値(50%)は19.06円。

先週の終値はその前の週に比べ0.10円のトルコリラ高。
先週の値幅は0.68円。
1日の平均値動きは0.25円。

2019年のこれまでの高値は21.15円、安値は17.48円。
高値と安値の半値(50%)は19.31円。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

31日:FOMC、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長 会見、欧州GDP、カナダGDPなど

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。

(荒地 潤)

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