ドル/円、急反発!104円から106円台に。貿易交渉「中国からの電話」はあった?今週の上下のメドを確認
トウシル / 2019年8月27日 9時49分
ドル/円、急反発!104円から106円台に。貿易交渉「中国からの電話」はあった?今週の上下のメドを確認
本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.81円
↓下値メドは102.92円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
予断を許さない状況
週明けの東京市場は乱高下しました。ドル/円はオープンと同時に104.45円まで急落した後105円台に急反発、欧州時間にはさらに上値を伸ばして金曜日の終値を超える106.41円まで上昇。中国の冷静な対応でマーケットが「リスクオフ」から「リスクオン」に切り替わり、マーケットはショートポジションの解消に動きました。終値は106.08円。
貿易戦争エスカレートの恐怖が大きかっただけに、米中両国が協議再開に前向きだというニュースでマーケットは安心しました。しかし実際のところ何も進展していないわけで、事態の打開につながるのかどうかまだ予断を許さない状況。ドル/円もそれを分かっていて、今月初めから抵抗ゾーンとなっている107円を抜けることができていません。
今週のドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円の上下のメドは「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
26日ドル/円のNY市場の終値は106.08円
23日の終値に比べ0.69円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
クオリティーとは、誰も見ていないときに手を抜かないこと-ヘンリー・フォード
=Quality means doing it right when no one is looking.
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「中国が貿易交渉を再開したいと電話してきた」
中国外務省「米国に電話したとは認識していない」
トランプ大統領、米企業に「中国からの事業撤退」を要求
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長「現在の状況に対応するような金融政策の前例はない」
ブラード・セントルイス連銀総裁「50bp利下げをめぐって活発な議論」
トランプ大統領「韓国の態度はひどい。賢くない。金正恩になめられている」
円:
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)水野氏「あらゆる資産クラスで、同時に損失を出す危険がある」
日米貿易交渉が原則合意、9月合意の可能性
米国産トウモロコシや小麦、日本が大量購入
中国人民元:
中国副首相「米国との冷静な交渉を通じて貿易紛争を解決する意志がある」
香港デモ、12週目に突入。警察がついに実弾発砲
中国人の爆買い、元安円高でなくなる
香港のカナダ総領事館、職員の中国渡航を停止
その他:
ネッシーの正体判明? 9月に調査結果発表
レディー・ガガに盗作疑惑、オスカー受賞曲「シャロウ」
生活費の高い都市ランキングで大阪が世界5位に
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:今週のレンジ予想:103.37円から107.82円
今週のピボットは105.79円。
2019年の高値と安値の半値(50%)は108.20円。
26日(月曜)のドル/円は、東京市場の朝方に第1サポートをいったん下抜けましたが、第2サポートの前で止まり、その後はピボットを抜けてさらに第1レジスタンスを超えるという乱高下。しかし第2レジスタンスには届かず、ピボットと第1レジスタンスの中間まで下落。
第3レジスタンス:107.82円
第2レジスタンス:107.28円
第1レジスタンス:106.33円
ウィークリー・ピボット:105.79円
第1サポート:104.85円
第2サポート:104.31円
第3サポート:103.37円
8月のこれまでの高値は109.31円、安値は104.45円。
高値と安値の半値(50%)は106.90円。
先週の終値はその前の週に比べ0.96円のドル安/円高
先週の値幅は1.48円
1日の平均値動きは0.96円。
2019年のこれまでの高値は112.40円、安値は104.01円。
半値レベルは108.20円。
ユーロ/ドル:今週のレンジ予想:1.0978ドルから1.1283ドル
今週のピボットは1.1116ドル。
2019年の高値と安値の半値(50%)は1.1298ドル。
第3レジスタンス:1.1283ドル
第2レジスタンス:1.1218ドル
第1レジスタンス:1.1181ドル
ウィークリー・ピボット:1.1116ドル
第1サポート:1.1080ドル
第2サポート:1.1015ドル
第3サポート:1.0978ドル
8月のこれまでの高値は1.1249ドル、安値は1.1027ドル。
高値と安値の半値(50%)は1.1138ドル。
先週の終値はその前の週に比べ101ポイントのユーロ高/ドル安。
先週の値幅は101ポイント。
1日の平均値動きは60ポイント。
2019年のこれまでの高値は1.1570ドル、安値は1.1027ドル。
半値レベルは1.1298ドル。
ユーロ/円:今週のレンジ予想:115.77円から119.43円
今週のピボットは117.73円。
2019年の高値と安値の半値(50%)は122.03円。
第3レジスタンス:119.43円
第2レジスタンス:118.95円
第1レジスタンス:118.21円
ウィークリー・ピボット:117.73円
第1サポート:116.99円
第2サポート:116.51円
第3サポート:115.77円
8月のこれまでの高値は120.71円、安値は116.56円。
高値と安値の半値(50%)は118.63円。
先週の終値はその前の週に比べ0.48円のユーロ安/円高。
先週の値幅は1.22円。
1日の平均値動きは1.00円。
2019年のこれまでの高値は127.50円、安値は116.56円。
半値レベルは122.35円。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
27日:ドイツGDP(国内総生産)、米消費者信頼感指数など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)
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