トルコリラ急落も? トルコ中銀、明日利下げへ。豪ドルとポンドはどこまで上がる? 上下のメドをチェック
トウシル / 2019年9月11日 9時52分
トルコリラ急落も? トルコ中銀、明日利下げへ。豪ドルとポンドはどこまで上がる? 上下のメドをチェック
本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.10円
↓下値メドは106.87円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
トルコリラ/円は上値が重い
ドル/円やポンド/円などのクロス円が順調に値を伸ばしているなかで、トルコリラ/円は上値が重い状況。18円台後半の低迷が続き、8月19日以来19円台を見ていません。
トルコ中銀は明日の会合で政策金利を19.75%から17.00%に引き下げる予定。トルコではインフレ上昇率が安定して、リラも最近は急落もなく落ち着いているため、利下げ余地が生まれてきました。したがって利下げそのものはサプライズではなく、マーケットは今回、300bp程度の利下げを予想しています。
ところが、トルコのエルドアン大統領はそれ以上の大幅な利下げを強く要求していることから、政治圧力に押し切られたトルコ中銀が500bp利下げするリスクもあるとの見方が出ています。中銀独立性の懸念と資本流出の不安がトルコリラの下落要因になっています。
ドル/円は107円台の値固めに成功か。ドル高方向の視界が開けてこの日(10日)は107.58円まで上伸。次は108円、そして8月高値の109.30円の抵抗ゾーンが目標。短期のピボットは106.60円で、この水準より上に位置していれば、ドル/円上昇継続と考えます。
米中貿易交渉を巡る前向きなニュースがドル/円を支えています。中国政府がファーウェイへの制裁緩和を条件に米農産物を購入する方針だと伝えたことが明るい材料になりました。とはいえ、米中貿易交渉が前進したと考えるのは間違い。そもそもトランプ米大統領は、大統領選挙(と米経済)のため、ファーウェイ制裁にはそれほど積極的ではないし、中国の農産物の口約束は前にもあった話。全てが繰り返しで、実質的には何も進んでいません。ドル/円が108円を突破するほどの材料にはなりませんでした。
毎ヨミ!FXトップニュース
10日ドル/円のNY市場の終値は107.54円
9日の終値に比べ0.29円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
失敗したのではない。何千種類ものうまくいかない方法を発見したのだ – エジソン
各国・各通貨トピックス
ドル:
911米国多発テロから18年
トランプ大統領がボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任
ダドリー前NY連銀総裁「通商政策で間違いを犯し続ける政府をFRB(米連邦準備制度理事会)は救済できない」
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁「FRBはドルの水準をターゲットにしていない」
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁「FRBはできることをすべき」
韓国政権ブレーン「韓国が核武装するなら、米韓同盟不要」
ユーロ:
ドイツ銀行の顧客が預金引き上げ加速、1日10億ドル規模
ドイツの自動車販売 前年比4.7%減
ECB(欧州中央銀行)は段階的金利システムを検討か
ノルウェー中銀、9月利上げの可能性。8月は据え置き。
ポンド:
EU(欧州連合)離脱法案成立、英議会は10月14日まで閉会
英下院、ジョンソン首相の早期総選挙案を再び否決
10月に「合意なき離脱」するには、作業に16,000人以上のスタッフが必要
英国が2つに分断。「第2回国民投票」か「合意なき離脱」で対立
南アランド:
第2四半期GDP(国内総生産)前期比+3.1%で予想上回る。電力供給の安定が寄与
南ア財務省、経済改革プランを発表。市場競争原理を積極的に導入
その他:
パキスタン、モンスーンですさまじい数のハエが発生中。食べ物見えない
「ホームエデュケーション」が英国で急増。オンライン教材の普及で
豪のヴィーガン女性 バーベキューする隣人を訴える、裁判所は却下
主要指標終値
本日の注目通貨
豪ドル/円:今週・今月のレンジ予想:69.58円から76.18円
今週・今月のピボットは72.53円。
今年の高値と安値の50%は75.33円
第3レジスタンス:76.18円
第2レジスタンス:74.73円
第1レジスタンス:73.98円
ピボット:72.53円
第1サポート:71.78円
第2サポート:70.33円
第3サポート:69.58円
9月のこれまでの高値は73.84円、安値は71.08円。
高値と安値の半値(50%)は72.46円。
先週の終値はその前の週に比べ1.63円の豪ドル高。
先週の値幅は1.63円。
1日の平均値動きは0.64円。
2019年のこれまでの高値は80.72円、安値は69.94円。
高値と安値の半値(50%)は75.33円。
ポンド/円:今週・今月のレンジ予想:122.48円から138.96円
今週・今月のピボットは130.07円。
今年の高値と安値の50%は137.71円。
第3レジスタンス:138.96円
第2レジスタンス:135.56円
第1レジスタンス:133.47円
ピボット:130.07円
第1サポート:127.98円
第2サポート:124.58円
第3サポート:122.48円
9月のこれまでの高値は132.89円、安値は126.67円。
高値と安値の半値(50%)は129.78円。
先週の終値はその前の週に比べ2.11円のポンド高。
先週の値幅は5.49円。
1日の平均値動きは1.72円。
2019年のこれまでの高値は148.88円、安値は126.55円。
高値と安値の半値(50%)は137.71円。
トルコリラ/円:今週・今月のレンジ予想:17.56円から19.64円
今週・今月のピボットは18.53円。
今年の高値と安値の半値(50%)は18.78円。
第3レジスタンス:19.64円
第2レジスタンス:19.22円
第1レジスタンス:18.95円
ピボット:18.53円
第1サポート:18.26円
第2サポート:17.84円
第3サポート:17.56円
9月のこれまでの高値は18.80円、安値は18.11円。
高値と安値の半値(50%)は18.45円。
先週の終値はその前の週に比べ0.50円のトルコリラ高。
先週の値幅は0.69円。
1日の平均値動きは0.24円。
2019年のこれまでの高値は21.15円、安値は16.41円。
高値と安値の半値(50%)は18.78円
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
11日:米卸売物価指数 など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)
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