要注意!消費税増税タイミング。「駆け込み需要」で電車、回数券をお得に!

トウシル / 2019年9月27日 5時10分

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要注意!消費税増税タイミング。「駆け込み需要」で電車、回数券をお得に!

 消費税率8%から10%への増税までいよいよあと数日。駆け込み需要も佳境に入っているようです。まだ間に合う駆け込み需要や注意点を解説します。

原則は商品の引き渡しやサービスの提供がいつ行われるかで決定

 消費税増税のタイミングで話題となるのが「駆け込み需要」。どうせ買い物をするのであれば、増税前に買った方が有利になります。

 その際に押さえておきたいのが、原則と特例です。

 原則は、商品の購入(引き渡し)やサービスの提供を受けた日が9月30日までか、10月1日以降かにより消費税率が決まります。

 例えばコンビニエンスストアで文房具を購入した場合、9月30日に購入すれば消費税率8%、10月1日に購入すれば10%です。

 また、ホテルに9月30日チェックイン、10月1日チェックアウトした場合、サービスの提供を完了するのが10月1日のため、消費税率は10%が適用されます。

 ただ、10月1日の午前0時0分0秒になったら即座に切り替わるのかといえば、必ずしもそうではありません。10月1日になっても、しばらくの間は消費税率が8%のままのケースもあるでしょうし、上記のホテルの例も、10月1日チェックアウトであっても消費税率が8%となる場合もあると思います。

 通販での買い物についても注意が必要です。9月中に代金の支払い、決済が終っても、商品の発送が10月に入ってしまうと、税率が10%になります。この場合、事業者側が増税分を負担してくれる場合もあるでしょうが、決済後、増税分の追加請求がされる可能性も十分考えられます。

 住宅や車の購入など、大きい買い物であれば、消費税率が8%のうちに買った方がかなりオトクです。しかし、今からこれらを購入したとしても、引き渡し、納車が9月30日までに完了しなければ税率は10%になってしまいます。

いくつかの特例・10月以降のサービス提供でも9月中購入が有利なケースとは?

 このように、原則は商品の引き渡しやサービスの提供が9月30日までか、10月1日以降かで消費税率が変わるのですが、実はいくつかの特例があります。

 例えば、電車・バスの切符、回数券、定期券といったものは、乗車日が10月以降であっても、9月までに購入すれば消費税率が8%のままとなります。

 また、映画館、遊園地などのチケットも同様に、使用日が10月以降でも購入が9月以前であれば8%の税率が適用されます。

 6カ月の通勤定期や、東京ディズニーランドの年間パスポートなど、まとまった金額のものであればそれなりの恩恵が受けられますね。

 なお、SuicaやPASMOなどのICカードへのチャージを9月までに行ったとしても、特例の対象にはなりませんので注意してください。ICカードへのチャージは、単に自分の持っているお金をICカードへ移しただけで、切符を買ったわけではありません。ICカードを使って実際に乗車した日により、消費税率は変わってきます。

エステや美容院の回数券を9月中に購入したらどうなる?

 特例となるチケット、回数券は遊園地や映画館など、不特定多数の人を対象とした施設に関するものとされています。

 そのため、エステティックや美容院などのチケット、回数券は特例の対象外です。

 例えば、エステの回数券を9月中に買ったとしても、それを10月以降に使えば、消費税率は8%ではなく10%が適用となります。

 10月以降に回数券を使った場合、増税分を店舗から追加で請求されれば、それを支払う必要があります。

 ただ、実際に増税分の追加請求をするかどうかは店舗次第です。お客の側からすれば、回数券を9月に買ったのに、10月以降の使用時に追加でお金を請求されるというのは、それが正当な行為だとしても気持ちがよいものではありません。それによりお客が離れてしまい、著しく気分を害してしまっては、お店の側としても好ましくありません。

 したがって、10月以降に回数券を使用した場合、消費税増税の差額は請求されないケースも相当数あると思います。ただ、これはお店としての判断が分かれるところですので、気になる場合は直接お店に問い合わせてみてください。

キャッシュレスのポイント還元で増税後の方が有利となるケースも

 今回の消費税増税では駆け込み需要があまり盛り上がっていないと聞きます。その理由の1つが、キャッシュレス決済によるポイント還元制度の存在です。

 ポイント還元の対象となる店舗で買い物をすると、コンビニエンスストアなど大手チェーン店では2中小の小売店舗では5のポイント還元が受けられます。

 クレジットカードや電子マネーでの買い物がポイント還元の対象ですが、店舗によって対象となる決済方法が異なりますので、買い物をする際、決済前に確認しておきましょう。

 このポイント還元を上手に使えば、9月の増税前より10月の増税後の方が同じ商品を実質的に安く買うこともできます。

 こうした点を総合すると、商品の引き渡しやサービスの提供が9月中に受けられるのであれば、高い買い物は9月中にしておいた方がお得です。ただ、日常の買い物や消費は、ポイント還元を上手に使えば、慌てて9月中に買いだめをしなくても、大きな影響はなさそうです。

(足立 武志)

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