ドル/円108円割れ。ドル全面安

トウシル / 2019年11月1日 9時13分

写真

ドル/円108円割れ。ドル全面安

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.59

下値メドは106.71

今朝の天気マークは「雨」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

11月になったとたん、
急にドル売り強まりそうな雰囲気

 先月末31日(木曜)の海外市場でドル/円が下落、107円台まで円高が進みました。FOMC(米連邦公開市場委員会)は利下げ「当面休止」のシグナルを出していたのに、なぜドルが売られたのか。

「当面休止」といっても「完全終了」したわけではなく、米中貿易摩擦のエスカレートや米経済の悪化によっては、再利下げもありえます。そんなとき、タイミングよく(?)「中国はトランプ大統領と長期的な交渉を続けることに疑問」というニュースが流れて、ドル/円は一気に下落。

 米中貿易交渉の第1段階は今月中に合意予定です。しかし中国の構造改革を含む第2段階について中国は消極的。米中貿易交渉は英EU(欧州連合)離脱交渉のように果てしなく続くおそれがでてきたわけで、トランプ大統領の突発的な制裁関税発動もこれからも十分ありえることになります。中国は、トランプ大統領は直感的な行動が多すぎて落ち着いて交渉できない、と文句を言っています。

 貿易摩擦も問題ですが、昨日発表された米指標は冴えない結果となりました。そして今夜は米10月雇用統計の発表があります。非農業部門雇用者の予想は+8.5万人と10万人に届かない予想。また、最近相場を動かしている注目の製造業ISMも悪化するリスクが高くなっています。米雇用統計の詳しい解説については、「米雇用市場の最盛期、終わった?雇用が減り失業率が上昇、しかも賃金は増えない」をご覧ください。
 米経済の見通しに強気なパウエルFRB(米連邦公開市場委員会)議長ですが、経済指標の結果が伴わなければ12月追加利下げの可能性もでてきます。

 昨日の為替Walkerでふれましたが、少なくとも「米利上げ」のサインは見渡す限りどこにもないということが、利下げ当面休止になってもドルに強気になれない理由です。

毎ヨミ!FXトップニュース

31日のドル/円のNY市場終値は108.01円

 30日の終値に比べ0.84円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。

今日の格言:

成功とは、失敗から失敗へと情熱を失わずに進む能力のことだ – ウインストン・チャーチル​

各国・各通貨トピックス

ドル:
  クルド人「トランプ大統領は我々を裏切った」米軍シリア撤退で
  米連邦地裁、大統領の弾劾調査は「適法」。黒塗り報告書の情報開示を命令
  ペンス米副大統領「中国が日本を軍事的に挑発している」

NY原油先物:
  OPEC(石油輸出国機構)、12月会合で減産を計画
  ロシア・エネルギー相「OPEC+の減産について話すのは時期尚早」

円:
  日銀、追加緩和を見送り

ユーロ:
  フランス中銀総裁「ブレグジットの影響で欧州は緩和政策が必要になる」
  メルケル首相の後継者CDU党首のAKK氏、リーダーシップに問題か
  マクロン仏大統領、著作権使用料巡り米Googleを名指しでけん制

NZD:
  格付け会社S&P、NZの格付け見通しをポジティブから引き下げる可能性  

南アランド: 
  国営電力会社エスコムを2020年3月までに分割
  エスコムの新CEO、来週発表

その他:
  インド首相が全国民へのトイレ普及を宣言
  ローマ法王庁が電子ロザリオを発売
  ドイツ銀行、中国高官の子息を「縁故」採用 = 米紙、独紙の調査
  北朝鮮に「混浴露天風呂」ブーム来るかも

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ドル/円:週末のレンジ予想:円高は106円台のリスクも

第3レジスタンス:110.25円
第2レジスタンス:109.77円
08月01日 高値:109.31円
10月30日 高値:109.29円
第1レジスタンス:108.89円

ピボット:108.41円

2019年 高値安値50%:108.20円
10月の高値安値50%:107.88円
第1サポート:107.53円
第2サポート:107.05円
10月03日 安値:106.48円
第3サポート:106.17円
09月03日 安値:105.74円

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

1日:英製造業PMI 、米10月雇用統計、米製造業ISMなど

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。

(荒地 潤)

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