市場は米中合意に楽観的でドル/円109.50円に接近中。でも「セル・ザ・ファクト」が心配
トウシル / 2019年11月27日 9時27分
![市場は米中合意に楽観的でドル/円109.50円に接近中。でも「セル・ザ・ファクト」が心配](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushiru/toushiru_24347_0-small.jpg)
市場は米中合意に楽観的でドル/円109.50円に接近中。でも「セル・ザ・ファクト」が心配
本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.55円
↓下値メドは108.56円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
米中合意でドル買い、そして?
26日のドル/円は、東京時間に109.21円まで上昇。米中閣僚が電話会談を行ない、貿易協議の第一段階について「基本的に合意した」と伝わったことが、リスクオンのドル買いを誘発しました。しかし公式コメントが発表されることはなく、関税撤廃を巡って両国の溝は埋められてないとのニュースもあって、ドル/円はほどなく失速。
ただ日程から逆算して、今週末までに合意成立するだろうとマーケットは楽観的。合意はクリスマスシーズンのプレゼントとして素晴らしいのですが、マーケットがこれだけ織り込んでいる状況で、さらにドル買いが続くのかという疑問もあります。材料出尽くしで休暇前のポジション手仕舞いがすぐに起きることもあるでしょう。
RBA(豪準備銀行)のロウ総裁は、この日の講演で、RBAの量的緩和導入について慎重。量的緩和については、政策金利が0.25%(現在0.75%)になったら検討するが、近い将来、政策金利がそこまで低下することはないとの見解を示しました。
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26日のドル/円のNY市場終値は108.64円
25日の終値に比べ0.14円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
ベストを尽くせば、あなたの人生に思いがけない奇跡が起こるかもしれない - ヘレン・ケラー
各国・各通貨トピックス
ドル:
ブルームバーグ氏の大統領選出馬、バイデン氏に痛手、ウォーレン氏には有利
パウエル議長「現在の金融政策は適切」「見通しが大きく変われば、政策も対応する」
トランプ大統領「パウエル議長に、他国と比べて金利が高過ぎると伝えた」
ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁「金利に関して、今何かかする必要はない」
ユーロ:
ECB(欧州中央銀行)「労働市場は順調」「欧州の経済見通し変える必要ない」
ユンケル欧州委員長の後任に、ドイツのウルズラ・フォン・デア・ライエン国防相
欧州経済は、「低成長、低インフレ」の時代が長期間続くとの指摘
ポンド:
ジョンソン首相の政策「減税縮小、公共投資拡大」
英労働市場、悪化の兆し
南アランド:
格付け会社S&P、南ア格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ
格付け会社S&Pの見通し引き下げで、ムーディーズの格下げ確率高まる
カナダドル:
ポロズ・カナダ銀行総裁「現在の政策金利は適切」
カナダ銀行の来年1月利下げ確率は50%
その他:
透明マントのような、包んだものを見えなくする素材が発明される
豪女性、犬の散歩中にカンガルーに襲われ大けが
近大、ウナギの人工ふ化成功、完全養殖に挑戦
主要指標終値
![](https://media.rakuten-sec.net/mwimgs/1/c/-/img_1c9a70a588063292ddecf68b17101a7b41987.jpg)
本日の注目通貨
ドル/円:109円台を維持、目線は上
26日のドル/円は、東京時間に109.21円まで上昇。米中閣僚が電話会談を行ない、貿易協議の第一段階について「基本的に合意した」と伝わったことが、リスクオンのドル買いを誘発しました。下げは108.87円までと浅く、11月7日につけた直近の高値109.49円に再挑戦できる位置につけています。
今日は第2四半期GDP(国内総生産)、個人消費支出など重要な米指標が発表されるので、こちらも注意。
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豪ドル/円:来週のRBA会合までレンジ継続か
ロウRBA(豪準備銀行)総裁の発言はマーケットを少し安心させましたが、豪ドルの反応は限定的。ロウ総裁は豪経済に先行きに前向きでしたが、実情はどうかというと、インフレ目標は15四半期連続で未達。雇用市場では10月の新規雇用者が▲1.9万人に落ち込んでいる状況。
RBAの今年最後の政策会合は1週間後の12月3日。年内利下げはないとしても、来年前半の再利下げはまだ十分「ライブ」と考えます。
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![](https://media.rakuten-sec.net/mwimgs/3/a/-/img_3a34d3cc040478be85f15785e4af9260101991.jpg)
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
27日:米7-9月GDP(改定値)、米10月個人消費支出、ベージュブック など
![](https://media.rakuten-sec.net/mwimgs/1/a/-/img_1a5743547dc75847301e58416faa15da41006.jpg)
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)
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