株で損したときこそ確定申告したほうがいい理由は？【トウシルクイズ090・税金】

確定申告の季節。株で損したときこそ確定申告したほうがいい理由で誤っているのは？

• 株の損失を給与所得や年金収入から差し引くと、所得税の還付金がもらえるから
• その年の株の損失を申告しておくと、翌年以降、3年間の利益と相殺して支払う税金を減らせるから
• その年に株主配当金をもらっていた場合、その配当金から源泉徴収された税金を取り戻せるから

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ヒント

 

株式や投資信託の損益は申告分離課税といって、他の所得とは分けて課税されます。

 

解答

 

1：株の損失を給与所得や年金収入から差し引くと、所得税の還付金がもらえるから

株や投資信託で得た利益は「上場株式等の譲渡所得」と見なされ、給与所得など他の所得とは分離され、所得税と住民税あわせて20.315％の税金が課税されます。逆に、損失が出た場合は、その年にもらった株主配当金や投資信託の分配金から源泉徴収された税金や翌年以降、3年間で得られる利益と相殺することで、税の還付や支払う税金の減額措置を受けられます。そのためには必ず確定申告して損失額を税務署に報告する必要があります。

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（トウシル編集チーム）