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早くも4月末 今週何が起きる? チャートで主要マーケットを振り返る

トウシル / 2020年4月27日 9時56分

早くも4月末 今週何が起きる? チャートで主要マーケットを振り返る

早くも4月末 今週何が起きる? チャートで主要マーケットを振り返る

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは108.10

下値メドは106.94

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

アベノマスク届いた?

 早くも4月最後の週。今週で2020年の3分の1が終了します。しかし、そのうちの2カ月間の世界経済は、ずっと閉ざされた状態にありました。この期間がさらに長引くのか、それともGW明けからは世界経済が再開するのか。今週、中央銀行が示す経済見通しに注目。

 米国の世論調査によると、米国民の58%が、パウエルFRB(米連邦準備制度委員会)議長の経済政策を高く評価しているとのことです。では、われらが日銀はどうでしょうか。日銀も景気刺激策として国債買い入れ上限枠の撤廃を発表。報道を受けて先週ドル/円は108円台に上昇する場面もありました。

 しかし実際のところ、この政策に経済効果は全くないといわれています。なぜなら、現在の日銀の買い入れペースはすでに計画を大幅に下回っているからです。本日、日銀は金融政策決定会合を開き、展望レポートを発表。午後には黒田総裁の記者会見が予定されています。

毎ヨミ!FXトップニュース

24日のドル/円のNY市場終値は107.49円

 23日の終値に比べ0.13円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

みんな平和について話しているけど、誰もそれを平和的な方法でやっていない- ジョン・レノン​

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    米国と欧州は第1ステージ終了。南アメリカとアフリカでは今後拡大
    スウェーデンが5月1日までに人口の4分の1が新型コロナに感染すると推計
    メルケル独首相がWHO全面支援を表明

ドル:
    米高級百貨店「ニーマンマーカス」破産検討へ
    百貨店大手「JCペニー」経営破綻へ
    ジョージア州が4/17から経済再開:

NY原油先物:
    OPEC(石油輸出国機構)+の減産額が需給改善には不足との指摘

円:
    日銀の無策明らか。国債の無制限の購入策、意味も効果もなし
    宮崎市の繁華街で120店舗が廃業へ

ユーロ:
    ドイツ連銀「ドイツ経済は深刻なリセッション。回復に長い時間」
    スペイン銀行総裁「ECB(欧州中央銀行)の長期の緩和政策には副作用ある」

ポンド:
    BOE(イングランド銀行)が国内銀行を指導。コロナ対策として国家支援の融資を推進するように
    雇用不安による消費後退が鮮明に

南アランド: 
    SARB(南ア準備銀行)、政策金利をさらに1%利下げするリスクも

その他:
    米政府、WHO(世界保健機関)を巡る中国の「裏金」を調査中
    カンボジアが仮想通貨バコンを試験導入
    テレワークでマイクロソフトのクラウドコンピューティングの需要高まる

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ドル/円:今週のレンジ予想:106.85円から108.37円

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

ユーロ/ドル インプライド ボラティリティ(2019年5月~2020年4月)

ユーロ/ドル リスク・リバーサル(2019年5月~2020年4月)

 R/Rは、ユーロ安を予想。
 欧州連合(EU)は先週23日、テレビによる首脳会議(サミット)を開き、経済対策について話し合いました。焦点は債務の相互化を目的としたEU共通債券の発行、通称「コロナボンド」。新型コロナウイルスによる甚大な被害からの経済復興のための資金として、イタリアやスペインの「南ブロック」やフランスなど9カ国が発行を提案しています。

 しかし借金の肩代わりを嫌う「北ブロック」のドイツ、オランダは反対。今回も会議は物別れに終わりました。次回会合は6月18日。この期に及んでもまだ団結できない欧州と、米国に比べてその決定スピードの遅さに投資家は失望。ユーロ売りが強まっています。

ダウ平均と日経平均の推移(2019年5月~2020年4月)

 先週のNY株式市場では主要3指数がそろって下落。
週間ではダウ平均が▲1.93%、S&P500が▲1.32%、ナスダックが▲0.18%。年初来ではダウ平均が▲16.69%、S&P500が▲12.0%、ナスダックが▲3.77%。

NY金先物とNY原油先物の推移(2019年5月~2020年4月)

 先週4月21日のNY原油先物市場で、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物価格(5月限)が一時1バレル=▲40.32ドルまで下げる歴史的暴落。史上初のマイナス価格をつけました。

 原油先物市場の流動性は現在も低く、荒い値動きが継続。価格反転が持続するためには一段の減産に加え需給好転が必須。OPEC+は緊急会合を開きましたが追加減産は合意できていません。

ドイツ、欧州、製造業・サービス業PMI

 ユーロ/円はユーロ安。先週24日に115.54円まで下落して2017年以来の安値を更新。欧州経済は急速かつ大幅に悪化欧州の重要な景気先行指数PMI(購買担当者景気指数)の4月速報値は衝撃的な内容でした。

新型コロナウイルス 世界の感染者数

 トルコとイランの感染者数が中国を上回っています。新型コロナウイルス感染拡大による新興国経済崩壊がマーケットの次のテーマになるでしょう。

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。

(荒地 潤)

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