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〔6〕投資信託は「手数料」で決めていいの?

トウシル / 2020年6月21日 8時0分

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〔6〕投資信託は「手数料」で決めていいの?

しんた:高校2年生。中学からお年玉のお金で運用をしているインテリ高校生。クイズ研究部の部長

 

ひな:しんたの同級生。クイズ研究部の部員

 

ファンド選びに大事なことは手数料だけ?

ひな:わたし、いよいよ投資デビューするかも!〔5〕投資信託の「手数料」「月次レポート」ってなに?を聞いて手数料の安いファンドにしようかと思ってるんだ。

しんた:ちょっと待って。大事な情報!

ひな:なになに?

しんた:じゃじゃーん! クイズです。

ひな:まて、しんた。まさか、大事な情報とは何でしょう、とか言わないよね。

しんた:正解。大事な情報とは何でしょう!

ひな:……。

しんた:ごめんー。投資ファンドには「均等分散型」や「バランス型」があったよね。そしたら、大事なことに気がついた。分散投資は、長期投資が前提だから、あまり頻繁に売買しない。多少相場が上下に動こうが、一喜一憂しないのがいいところだったよね。

ひな:そうそう、あたしが気に入ったのも、それがひとつの理由。

しんた:でね、分散投資するファンドにもいくつかタイプがあって、例えば、「均等分散」だと、株や債券などの資産の割合を変えないんだ。

ひな:それでいいんじゃない? 分散が大事なんでしょ?

しんた:ところが、景気がいいとか悪いとか、不動産市場がいいとか悪いとか、ながーい期間で金融市場に影響を与えるような現象が起きるときは、少しずつ割合を変えてくれるファンドもあるんだって!

ひな:状況によって動かしてくれるんだね。それっていいの?

しんた:年金を運用しているプロの人たちも、分散投資をしながら、少しずつ組入れ資産の比率を変えているケースが多いらしいよ。

「利回り-手数料」にも注目!

ひな:ちょっと待って! 「年金」も株式や債券で運用しているの!?

しんた:そうなんだよ。景気が良くなるときは、株を増やすとか、悪くなるときは、債券を増やすとか、不動産市場が悪化に向かうときは不動産に投資するREITを減らすとか……って、年金を運用している投資のプロがやっているんだって。

ひな:それをまねしたい!

しんた:だよね! でね、それをやってくれるファンドがあるらしい。ただし、市場をみて割合を変えているから、手数料が高いケースが多い。

ひな:手数料って、大事だったよね…。

しんた:そう。でもそこは、利益と一緒に考えて。均等分散ファンドの手数料が1%で、動かしてくれるファンドの手数料が2%だとする。均等分散ファンドの利回りが2%で、動かしてくれるファンドの利回りが4%だったとしたら……。

ひな:利回りから手数料を引いたら、動かしてくれるファンドのほうがいい!

しんた:そうなんだ。だから、こないだ僕が言った、手数料が安いファンドがいい、っていうのは、何もしない分散投資を選んでしまう可能性が高そうだし、もう一度考え直したほうがいいかもしれない。

ひな:その場合、利回りから手数料を引き算だったよね。もう1回、見直してみるよ。証券サイトに掲載の「月次レポート」に載っているかな?

しんた:もちろん。ついでに言うと、利回りから手数料を引いた実績も載ってる。

ひな:それ、早く言ってよ!

(覆面ファンドマネージャー)

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