金投資にはどんな商品があるの?【知識ゼロからの投資・金投資入門講座】

トウシル / 2020年8月9日 8時7分

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金投資にはどんな商品があるの?【知識ゼロからの投資・金投資入門講座】

 皆さんは金投資と聞いてまず何を思い浮かべますか? 現代の金投資は、金の延べ棒を金庫にしまいこむこと以外に、実にさまざまな種類があります。ニーズや投資スタイルによって選ぶことができます。

 金投資に興味はあるけれど、何から始めていいのか分からない、といった方に向けて、今回は金投資の種類、そのメリット・リスクを整理します。難易度別の★印もつけておきますので、自分に合った金関連の投資商品を、じっくりと探してみてください(★印が多いほど難易度が低く始めやすい商品です)。

 金はコツコツ積み立てていける、長期投資向きの商品です。10年後、20年後など、自分なりのゴールを設定して取り組むうち、投資の面白さや醍醐味が分かってきますよ!

金投資にはどんな種類があるの?

 まずは金に投資できる金融商品の種類について整理していきましょう!

純金積み立て 【初心者度 ★★★★☆】

 純金積立とは、毎月一定額、継続して金を購入する投資手法です。毎月1,000円、1万円などと金額を決めて購入する定額積立、1グラム、5グラムなどと数量を決めて購入する定量積立、があります。購入額の総額に比べて、売却した時の額(資産の総額 金の時価が関わる)の方が高額であれば利益が出ます(売買手数料を考慮せず)。数年単位の長期で、じっくり積み立てて、資産の総額を増やしていくのが、純金積立です。

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純金スポット購入【初心者度 ★★★★☆

 スポットとは、当座、その場、都度、という意味です。文字通り、買いたいときに、買いたい額や量の金を、購入する投資方法です。会社によっては、1,000円や1グラムなど、少額・少量から購入できます。例えば、金相場が長期的に上昇しているものの、何かの拍子で一時的に比較的安い価格をつけ割安感が高まっている時などに用いる投資手法です。純金積立(毎月の定額・定量購入)をしながら、スポット購入をすることもできます。

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金関連の投資信託 【初心者度 ★★★☆☆】

「投資信託(ファンド)」は、多くの投資家から資金を集め、その資金で、運用の専門家(ファンドマネージャー)が、運用益が期待できそうな株式や債券などを選んで運用し、出た利益を、出資した投資家へ分配する金融商品です。このうち、運用対象が金や金に関連する金融商品を含む投資信託、あるいは金価格に連動することを目指す設計の投資信託が「金関連の投資信託」です。これらはおおむね、金価格に連動するため、保有時の損益も金価格に連動する傾向があります。

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金ETF 【初心者度 ★★☆☆☆】

 ETF(上場投資信託)とは、例えば、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)のような、特定の指数に連動する投資信託で、かつ証券取引所で売買できるように設計された金融商品です。株式のように証券コード(4ケタの数字)を持ち、株式を売買するように、売買できます。

 金ETFとは、金価格に連動するように設計されたETFです。金ETFの価格は金価格に連動することを目標に作られているため、損益は金価格の変動に影響を受けます。例えば、1326(SPDRゴールド・シェア)、1540(純金投資信託“金の果実”)などです。

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産金株(金鉱株など、金資産関連の株式) 【初心者度 ★★☆☆☆】

 金鉱株(金の鉱山の権利を持っている会社の株式)を指します。特に米国など外国株式の金鉱株は金価格(ドル建て)に連動する傾向があります。

 国内の主な金関連の会社は、三菱マテリアル(5711)住友金属鉱山(5713)など、外国の主な金関連の会社は、バリック・ゴールド(GOLD)アングロゴールド・アシャンティ(AU) などがあります。金関連の会社の株価は、金価格以外に、企業業績にも影響を受けます。

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金先物取引【初心者度 ★☆☆☆☆】

 先物取引は、おおまかに言えば、“先”に価格を決めて、あとで“物”の受け渡しをする取引、です。例えば半年後に、金を調達しようとしている業者がいたとします。その業者は、先物市場で売買されている半年後に期限(納会日)が到来する取引を利用することで、今の価格で買う約束をして(先に価格を決めて)、半年後に金を受取る(あとで物を受取る)ことができます。

 この場合、半年後に業者が金を受取る時の価格(単価)は、買う約束をした時の価格です。半年後にいくら価格が上昇していても、下落していても、買うと約束をした半年前の価格で受け取る(金を購入する)ことができます。また、実際に金を持っている業者が、今の価格で売る約束をして(先に価格を決めて)、半年後に金を渡す(あとで物を渡す)こともできます。この時、業者が渡す時の価格は、売る約束をした時の価格です(詳細は後述します)。

 先物取引には大豆やトウモロコシなどの穀物や、銀、プラチナなどの貴金属など、さまざまなコモディティ(商品)がありますが、金の先物取引とは、金の価格変動を利用した取引の事を指します。

 先物取引は比較的少額の資金で取引でき、短時間で大きな利益が生じる可能性がある反面、短時間で大きな損失が生じる可能性もあります。取引をする際は、資金に十分な余裕を持たせることが必要です。

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プラチナ、パラジウムなど他の貴金属【初心者度 ★☆☆☆☆】

 プラチナやパラジウム、銀などの貴金属も、金と同様、さまざまな手法で投資ができます。貴金属は、魅惑的な輝きで人間を魅了します。そして、一定の強度がありながら加工しやすい、熱や電気を通しやすい、触媒作用があるなど、化学的に優れた物質であるため、わたしたちの生活の身近で幅広い分野で、活躍しています。具体的には、アクセサリーなどの宝飾品、自動車の排ガス浄化装置や電子製品の電極などです。このような、宝飾や工業向けの需要は、景気動向などに影響を受けて価格が変動します。

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金投資を始める前に!知っておきたい、NY金と日本金の違い

 日本の投資家の多くは、価格の単位が“円”の金(円建て金:えんだてきん)を取引しています。円建て金の価格は、価格の単位が“米ドル”の金(ドル建て金:どるだてきん)の価格動向に影響を受けます。米ドルが、現在世界の貿易で最も多く使われている通貨であるため、ドル建て金の動向が、世界の金の動向と考えられているためです。

 円建てとドル建て、2つの金の値動きは、大局的には同じですが、比較的短い期間で見た場合、異なる場合があります。それは、2つの金の間に「ドル/円相場」が介在するためです。ドル/円相場が、ドル安/円高方向に推移した場合、ドル建て金が円建て金に比べて割安に(円建て金がドル建て金に比べて割高に)映り、ドル建て金に上昇圧力が、円建て金に下落圧力が、かかりやすくなります。逆もしかりです。

 円建て金を保有する多くの日本の投資家は、値動きの目安となるドル建て金のほか、2つの金の値動きに短期的なブレを生じるドル/円の動向にも、注意を払う必要があります。

 

■知識ゼロからの投資・金投資入門講座

00 金投資にはどんな商品があるの? HERE!

01 「純金積み立て」とは?

02 「純金スポット」とは? 

03 「金関連の投資信託」とは?

04 「金ETF」とは?

05 「産金株」とは?

06 「金先物取引」とは?

07 「プラチナ、パラジウムなど他の貴金属投資」とは?

(吉田 哲)

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