「3万円で投資信託」ならコレ!買いのコツと厳選10本
トウシル / 2020年9月25日 7時0分
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「3万円で投資信託」ならコレ!買いのコツと厳選10本
はじめての投資は投資信託で3年以上、コツコツと
投資信託(ファンド)を活用した資産形成で重要なのは、今後上がりそうなマーケットを予想することではありません。いくつかの種類のファンドを保有し、中長期にわたってリターンを積み上げていくことです。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)といった税制優遇メリットのある制度を利用し、さらに投信積立を活用するなど、買い方を工夫することも重要です。
そして積み立てを行う場合は、すぐに結果を出そうとせず、最低でも3年は続けるつもりで始めてください。毎月コツコツと積み立てていけば、マーケットの上げ下げに振り回されることなく、着実に資産を増やすことができます。
ファンドの選び方は?
実際にファンドを選ぶときは、国内株式、海外株式などの資産タイプをどう分散させるかに加えて、インデックス型とアクティブ型の使い分けも重要になります。なぜなら、インデックス型とアクティブ型には、それぞれ資産タイプ別に特徴があるからです。
米国株式はインデックス投資でもリターン期待
たとえば、近年人気の米国株式は、世界中の投資家が参加しており、市場全体に自浄作用が働いています。時代ごとに成長性の高い企業が時価総額上位に名を連ね、敗者は自動的に退場していくというサイクルが出来上がっているので、インデックス投資でも十分なリターンが期待できます。
アクティブ投資が「勝てる」余地の大きい国内株式
かたや日本国内の株式インデックスはというと、企業の成長性はさほど関係なく、株式時価総額の上位銘柄も米国ほど大きな変化は見られません。米国ほど株式市場に自浄作用が働いていないため、インデックスを通じて市場全体に投資しても十分なリターンは期待できません。このように、アクティブ投資が「勝てる」余地の大きい国内株式は、優良なアクティブファンドが多く存在します。
今回は、こうした投資信託の特徴を踏まえ、合計10本のファンドをご紹介します。
投資信託は金額を指定し、1銘柄100円から購入できますので、まずは少額から始めて、頃合いを見て後から増額してもいいでしょう。
予算3万円で買いたい投資信託
投資初心者だけど将来のためにお金を増やしたいなら
初心者でも、「増やしたい」という明確な目標があるなら、過度にリスク回避的にならず、しっかり増やすための「筋肉質」なポートフォリオを作るよう心がけましょう。最初の1本として選ぶなら、日本や新興国を含む全世界の株式を網羅した「全世界株式」のインデックスがおすすめです。
コロナ・ショックのときのような急な値下がりが怖いという場合は、下値抵抗力のあるバランス型ファンドを緩衝材代わりに組み入れ、ポートフォリオ全体のリスク水準が大きくなりすぎないよう配慮してもよいでしょう。
こうした「大きく減らさない」ための投資信託は、退職金や教育資金など、数年以内に使うことが決まっている資金の運用先としても有効です。あるいは、相続によって受け取った資金など、大きく増やすというよりも、長期的なインフレに負けない程度のリターンを確保したいという場合でも活用できます。
■最初の1本としてのファンドは?
楽天・全世界株式インデックス・ファンド≫
投資割合は60%程度がおすすめ(約1万8,000円分)
■「大きく減らさない」ためのバランス型ファンドは?
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投資割合は40%程度がおすすめ(約1万2,000円分)
・その他「大きく減らさない」ためのファンドは?
ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド≫
楽天みらいファンド≫
すでに投資経験があるなら
投資信託は、プロの力を借りることで、直接投資することが難しい地域や、自力ではなかなか発掘できない銘柄に投資できるという点に魅力があります。既に投資経験のある方なら、国内中小型・新興市場銘柄に投資するタイプ、海外株式のテーマ型、ニッチ市場に投資するタイプ……と、投資信託だからこそ投資可能な資産や地域に特化したファンドを、サテライト資産として取り入れてみてください。
現物株投資をしている方なら、例えば大型株、配当・優待目当ての銘柄は現物株で保有し、個別銘柄の発掘が難しい中小型・新興市場銘柄は投信……と使い分けるのもいいでしょう。
■サテライト資産にふさわしいファンドは?
いかがでしたでしょうか。
投資信託を選ぶ際に重要なのは、「どの分野でプロの力を借りたいか」ということです。インデックスで効率よく分散投資を実現したいのか、それともインデックス(市場平均)を上回る投資成果に期待したいのか。こうしたニーズの違いによって、選ぶ投資信託も変わってきます。まずは資産形成の目的を可能な限り明確にすること。その上で、投信積立を活用したり、アクティブとインデックスを使い分けてみたりすれば、自然と自身のリスク許容度に合った資産形成を実現できます。
(篠田 尚子)
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