トランプ対バイデンTV討論会に全米が失望。マーケットを動かす次に材料はなに?
トウシル / 2020年10月1日 9時42分
![トランプ対バイデンTV討論会に全米が失望。マーケットを動かす次に材料はなに?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushiru/toushiru_28969_0-small.jpg)
トランプ対バイデンTV討論会に全米が失望。マーケットを動かす次に材料はなに?
本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.09円
↓下値メドは104.89円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ワクチン、景気対策、
そして雇用統計
トランプ大統領対バイデン候補TV討論会は、非難・中傷の応酬合戦に終始して、全米のメディアからは「これまでで最もひどい討論会だった」と散々な評価を下されました。これから出てくる世論調査の結果待ちですが、どちらが有利ともいえない状況です。第2回討論会は10月15日。
討論会が期待外れに終わり、マーケットの関心はすでに、コロナワクチン開発、米追加景気対策、そして今週の金曜日発表の雇用統計に移っています。
明るい材料の最有力候補のコロナワクチン開発ですが、バイオ医薬大手の米モデルナが「米大統領選前までにワクチンを準備できない」と一部メディアが報じています。その一方で、欧州側が強力にバックアップしている英製薬大手アストロゼネカのワクチンに対してFDA(米食品医薬品局)が、「安全性の調査を拡大」するとのニュースが伝わっています。
米景気対策については、ムニューシン財務長官が「景気対策の合意はまだない」と述べていますが、両党が妥協点を見出すとの期待も高まっています。
そして、今週の金曜日は雇用統計の発表です。9月雇用統計については、詳細レポート「なぜ今、雇用が増えている?「見かけの強さ」にだまされてはダメ!」をお読みいただきたいのですが、今回はあまり触れられていない米雇用市場の問題についてピックアップします。今日の注目通貨をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
30日のドル/円のNY市場終値は105.44円
前営業日の終値比▲0.25円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
人生において、多くの人が何をすべきかを知っているが、それを実際に行う人はほとんどいない。知っているだけでは不十分だ!行動を起こさなければならない - アンソニー・ロビンズ
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
ハンガリーの新型コロナ感染率、欧州で最悪の状況に
ロシアのワクチン治験で半数が発熱なども「大半の有害事象は軽度だった」
ドル:
消費者信頼感が悪化 25%が「仕事を見つけるのが難しくなった」
2020年の世界経済▲3.8%縮小 リーマンショックの▲0.4%よりはるかに深刻
住宅のローン滞納率が3.12%に上昇 2013年2月以来の高さ
FRB(米連邦準備制度理事会)は「YCC(イールド・カーブ・コントロール)」と「マイナス金利」を検討から除外
米大統領選:
バイデン氏に1カ月で388億円の献金 月間献金額としては過去最高を記録
ユーロ:
スペインでベーシックインカム導入。申請殺到で受付処理追いつかず
ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁「利下げよりも量的緩和の方が効果ある」
ポンド:
ジョンソン首相の「国内市場法案」を歴代英首相全員が批判
円:
菅首相のマニフェストは曖昧、インフレ上昇に失敗したアベノミクスの修正なし
原油先物:
再生可能エネルギー、2050年までに60%を占める
カナダドル:
米国がカナダのアルミニウム輸入品に対する10%の関税を撤廃
その他:
世界的低金利においては、インフレの調整は為替を介して行われる
ガラパゴス沖の深海で新種の生物30種発見「地球最後の未開地」
ガンジーの眼鏡が英で競売 3,600万円で落札
主要指標終値
![](https://media.rakuten-sec.net/mwimgs/6/3/-/img_639bba5715a532e6290c58b74533b09051049.jpg)
本日の注目通貨
ドル/円: 雇用統計待ち?
8月の雇用統計では失業率が8.4%まで低下、また失業者は280万人減って1,360万人になりました。いずれも4カ月連続の改善となりましたが、新型コロナ拡大前の2月に比べると失業率はまだ4.9パーセントポイント高く、失業者も780万人多い状況です。
8月のNFP(非農業部門雇用者数)は137.1万人の増加でした。雇用者は4カ月連続で100万人を超えましたが、増加数は少なくなっています。8 月時点で、非農業部門雇用者数は、2 月の水準より1,150 万人下回っています。
8月には2,420万人の人が、新型コロナのために会社が休業したり、倒産したりで働くことができなかったと報告しています。数字は7月の3,130万人から減少しています。
8月は約520万人が、新型コロナの影響で仕事を探すことができなかったと報告しています。(失業者としてカウントされるためには、定義上、個人は積極的に仕事を探しているか、一時的にレイオフ中でなければならない)
好調に見える雇用増のかげで、新型コロナによる一時的な失業者が、仕事が見つからないとか労働意欲の喪失などを理由に、そのまま永続的な失業者への転換が進んでいます。これが中期的な消費活動の圧迫要因になるおそれが高まっているのです。
![](https://media.rakuten-sec.net/mwimgs/6/9/-/img_69f5ee5e9d0de2249ff857edff54eccf108682.jpg)
9月 ドル/円 データ
![](https://media.rakuten-sec.net/mwimgs/f/b/-/img_fb8ffb04304dc415523afb2f75e83dd175792.jpg)
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
![](https://media.rakuten-sec.net/mwimgs/e/c/-/img_ece46c13271969d9f1224d3c81896ef3111740.jpg)
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)
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