この会社は倒産を警戒すべき？【トウシルクイズ236・株式】

倒産を警戒したほうがいい会社の状況として、間違っているのは？

• 貸借対照表の自己資本比率が10％を割り込んでいる
• キャッシュフロー計算書の営業キャッシュフローの赤字が続いている
• 純資産に比べて株価が上がり過ぎ、PBR（株価純資産倍率）が3倍を超えている

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ヒント

 

倒産を疑わないといけないのは、会社に入ってくるお金が減っていたり、会社の中にあるお金が減っているときです。

 

解答

 

3：純資産に比べて株価が上がり過ぎ、PBR（株価純資産倍率）が3倍を超えている

1の「自己資本比率」は、その会社が負債に頼らず、自分のお金（自己資本）できちんとビジネスしているかを判断する指標です。業種にもよりますが、総資産に占める自己資本の比率が10％以下だと財務力が低く、倒産リスクが高いといえます。会社が本業で稼ぐ現金＝営業キャッシュフローがマイナスの会社は、いかに売り上げがあっても現金が入っていないので、倒産リスクが高くなります。一方、株価がその会社の純資産の何倍まで買われているかを示したPBRがいかに高くても、単にその株の人気が高いだけで、財務力の高さ・低さの判断材料にはなりません。コロナ禍で今後、倒産する企業が続出する可能性もあるので、財務諸表や業績をよくチェックすることが求められます。

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（トウシル編集チーム）