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円安相場いったん休止? 来週は再び「円高」も

トウシル / 2020年11月13日 10時32分

写真

円安相場いったん休止? 来週は再び「円高」も

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは105.79

下値メドは104.56

今朝の天気マークは「雨」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

13日の金曜日のマーケットに何かが起きる?

 12日(木曜)のドル/円の安値はNY時間の105.07円でした。この日もなんとか105円台に踏みとどまることができました。終値は105.12円で、終値ベースとしては今週一番の円高水準。高値は105.48円。

 ワクチン開発はたしかに明るい材料であることは間違いありませんが、相場が大きく反応したのは、それがサプライズだったこともあります。この材料に目が慣れてしまった後は、このニュースを超えるポジティブが出てこなければさらに買い進めるはやや難しい。週末を前に利食いが先行するイメージです。

 12日はドル/円が下落し、ユーロ/ドルが上昇。つまりドルが下落したのですが、その一因に10月の米消費者物価が予想を下回ったことがあります。物価が上昇しない、ディスインレの状況が続く限り、FRBは低金利を維持します。これは株価にとってはプラス材料であると、今週の為替Walkerで指摘しましたが、ダウ平均株価は続落しました。大きな流れは変わらずとも、いったんは利食い、ポジション調整が優先しているといえます。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

 

11日のドル/円のNY市場終値は105.12円

 前営業日の終値比▲0.31円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。

毎ヨミ!FXトップニュース

ドル/円:引き続き注目レベルは「105円ちょうど」

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長はこの日参加した討論会で、ワクチン開発の良好を歓迎しながらも、「米経済への影響を評価するにはまだ早い」と述べました。マーケット参加者が密かに思っていることを代弁しました。

 ワクチンの開発が今日成功したとしても、例えば、集団免疫に必要な数の欧州の国民に行き渡るには2年必要だとEU高官は指摘しています。十分な量を確保することは非常に難しいうえに、さらにワクチンは2回接種しなければ効果がでないといわれています。さらに保管に超低温の温度管理が可能な設備が必要であるため、ロジスティクスの課題も大きい。ポジティブはポジティブとして、それまでの間のマイナス面を無視はできません。

 FRBは、インフレ率が2%に上昇し、さらに暫くの間2%を緩やかに超える軌道に乗るまで「ゼロ金利」を維持することを決定しました。「平均物価目標」という政策概念を導入することで、インフレを「抑える」から「育てる」へ方針転換したのです。FOMC(米連邦公開市場委員会)メンバーによる金利見通しは、少なくとも2024年前半まで金融政策の変更(利上げ)はないことを示しています。


◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。

(荒地 潤)

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