イマイチ勢いに欠けたドル/円、114円台に留まれず
トウシル / 2017年10月24日 11時0分
イマイチ勢いに欠けたドル/円、114円台に留まれず
イマイチ勢いに欠けたドル/円、114円台に留まれず
前日(10月23日)の市場概況
ドル/円:114円から上に進めず、113円台前半に戻す
週明けのドル/円は、衆院選の結果を受けて、円安方向に窓を開けてオープン。東京時間早朝に、約3カ月ぶりの円安水準となる114.09円をつけました。政治の安定を好感して日経平均も史上初の15連騰を記録。
しかし、114円台の滞在は短時間でした。113円台後半に押し戻されてしばらくもみあったあと、NY時間午後には米株価が下落したこともあって、113.24円まで下落。終値は113.428円(-0.079円)で、先週NY終値よりも低い水準で引けました。(チャート1)
ユーロ/円:ドル/円とともに上下
ユーロ/円は、東京時間早朝に9月25日以来の高値となる134.12円まで上昇。ただその後はドル/円に連れて値を下げ、NY時間には133.09円の安値をつけました(チャート2)。カタルーニャ独立問題でユーロ/ドルが冴えず、2週間ぶりの安値水準の1.1724ドルまで下げたことも上値を重くしました。
豪ドル/円:
豪ドル/円は今月の高値を89.06円まで更新。89円台の重さを確認すると88.42円まで下押し。今週水曜日に7~9月期の消費者物価指数の発表があるため、様子見となりました。(チャート3)
この指標を見逃すな!今日(10月24日)の注目イベント
欧州の景気先行きは?
今日は、ユーロ圏のPMI(購買担当者指数)が発表されます。PMIは、ECB(欧州中央銀行)も注目しているユーロ圏の景気動向を観測する重要な先行指数です。10月の速報値では、前月に比べてやや低下も、依然として歴史的な高水準を維持。欧州の企業活動と経済成長が、今後さらに拡大することを示しています。
また今週は、木曜日にECB会合が控えています。ドラギ総裁は、ECB量的緩和の縮小の開始を発表する予定です。
(荒地 潤)
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1日経平均株価が再度上昇するのはいつになるのか すでに「日柄調整という悪材料」は織り込んだ
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 9時30分
-
2自然界最強「ミノムシの糸」を製品化、スポーツ用品や自動車に活用へ…興和「化学繊維に代わる存在に」
読売新聞 / 2024年11月25日 10時50分
-
3京都の老舗を支える「よきパートナー」という思想 自社だけでなく、客や取引先とともに成長する
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 14時0分
-
4あなたは気づいてる?部下が上司に抱く不満8選 部下は上司への不満を言わないまま辞めていく
東洋経済オンライン / 2024年11月25日 9時30分
-
5丸美屋「釜めしの素」回収 ゴキブリとみられる虫混入
共同通信 / 2024年11月25日 13時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください