1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

投資信託の正しい選び方と買い方は?~投資信託入門講座03

トウシル / 2021年9月4日 5時0分

写真

投資信託の正しい選び方と買い方は?~投資信託入門講座03

「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルでは「知識ゼロ」でも理解できる「投資信託入門講座」がスタート!

投資信託のタイプは何がある?

 投資信託のタイプはさまざまあるので、投資を始める前に選び方をチェックしましょう。投信は次のような分類があります。

A:投資対象国は?:国内か、先進国か、新興国か

 投信の選び方の王道は、まず投資対象国で決める方法。「日本の未来は明るい」と予測している人には、投資対象国は日本に。

 

B:投資商品は?:株式か、債券か、不動産(REIT)か、コモディティか

 投信で利益を出すためには大前提が一つあります。将来の成長(基準価額の上昇)が期待できる投信を買わなければなりません。

 では、将来の成長が期待できる投信をどうやって見つければいいのでしょう。

 まず投資商品で絞り込みます。国内株が値上がりすると考えているのなら、国内株型の中から選びましょう。

C:運用方法:インデックス型か、アクティブ型か

 運用方法のインデックス型とアクティブ型はどう選べばいいのでしょう。

 インデックス型は、株式市場や債券市場の動きに連動するので、いわゆる平均点が狙えます。「インデックス」とは「ものさし」のようなもの。例えば日本株なら日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などといった指標がものさしになります。このものさしに投資するのがインデックス型の投資信託です。

 アクティブ型はファンドマネージャーと呼ばれる投資の目利きが、値上がりしそうな株を選りすぐって組み込み、平均点を超える利益を狙うタイプ。一方でリスクも大きくなります。

D:分配方法は?:分配型か、再投資型か

E:コスト:販売手数料が無料(ノーロード)か、有料か

 コストのうち、販売手数料が無料、または有料の投資信託があります。

 一般的にアクテイブ型など、運用に労力のかかる投信に販売手数料のコストがかかります。

 一方、インデックス型は「ノーロード」と言って、販売手数料がかからない投信が多いようです。

サーチ機能を使うと効率的に探し出せる

 こんな分類でチェックするといいのですが、投信はたくさんの種類があるので、証券会社のサーチ機能を使うと効率よく選べます。

 また、投信選びでは「ファンドスコア」に注目しましょう。これは「同じ分類に属する投信と比較して、より効率の高い運用を行ってきたもの」を絞り込むための指標。5段階評価で5が最も優れているという評価です。

 このようなサーチ機能を使って絞り込み、最後は自分で判断するという方法がベストでしょう。

 投信はその日の基準価額に一喜一憂するのではなく、長く保有することで資産が増えるのを目指すことが前提です。

 頻繁に売買をせず、「つみたてNISA」を活用するなど、積み立ての仕組みを使って、毎月一定額をコツコツ買っていくという方法がおすすめです。

  関連記事≫≫つみたてNISAとは

スポット投資と積み立て投資。買い方には2種類ある

 投資信託は、毎月定期的、定額で投資していく積み立て型で投資する方法と、いつでも単発で投資するスポット投資があります。

 この他、お金で投信を購入する以外に買い物などで貯まったポイントで投資する方法もあります。

  関連記事≫≫ポイント投資とは

A:積み立て投資型

 1口=額面1円の投信を1万円の資金で、基準価額1万円のときに買うと、保有する口数は1万口になります。

 毎月1万円で積み立て投資する場合、基準価額が1万円なら買えるのは1万口です。でも、次の月には基準価額が1万5,000円に値上がりしていたら、買える口数は6,666口になります。逆に5,000円に値下がりしていたら2万口になります。

 このように積み立ての仕組みを使って毎月一定額で投信を買っていくと、基準価額が高いときは口数を少なく、安いときは口数を多く買うことができます。

 この「高いときには少なく買い、安いときに多く買う」投資法をドルコスト平均法と言います。

B:スポット投資型(都度投資)

 投信の基準価額が安くなったときを狙って、好きなだけまとめ買いすることができます。いつでも100円から1円単位で購入することができます。ただし、金融会社によっては1万円からの場合もあります。

 

投信を注文する前の留意点

 買いたい投信を見つけたら、「約款」と「目論見書」を読んでから、注文する流れになります。「約款」は取引に関する取り決めを書面にしたもので、「目論見書」は投信の目的や特色、仕組み、リスクといった重要な情報を書いた説明書です。文字だらけで少々ひるみますが、きちんと目を通しておきましょう。

 次は、投資信託のメリット、デメリットについて、解説します。

■知識ゼロからの投資・投資信託入門講座

01 投資信託スタート前に

02 投資信託はどうやるの?

03 投資信託の正しい選び方

04 投資信託のメリット、デメリット

05 知らなきゃソン!投資信託は税優遇メリット大

06 投資信託を売るときはどうする?留意点は?

(トウシル編集チーム)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください