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今夜の米雇用統計、相場大荒れ間違いなしか? ドル/円は一足先に135円台に下落

トウシル / 2023年3月14日 9時57分

今夜の米雇用統計、相場大荒れ間違いなしか? ドル/円は一足先に135円台に下落

今夜の米雇用統計、相場大荒れ間違いなしか? ドル/円は一足先に135円台に下落

今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは137.30

下値メドは135.50

FOMC:FF金利レートが6.00%まで引き上げられる予想増える 
米利上げ:NY連銀総裁「状況に応じて利上げを加速する」 
米利上げ:NY連銀総裁、利下げ観測を否定。「FRBは金融引き締めを数年間継続する必要」 
米債務上限問題:共和党「財政改革なくして債務上限拡大なし」
南ア:電力危機深刻化で「非常事態宣言」を検討 
南米:ブラジル・アルゼンチンの「共通通貨構想」、やはり頓挫  
カナダ:BoC「経済減速が冷えすぎないように、利上げを休止する必要がある」
インフレ:ピークを過ぎても、目標値まで下がるには時間がかかる 
スウェーデン:リクスバンク「インフレ抑制のために、クローナ高が望ましい」
メキシコ:メキシコ中銀、インフレ見通し引き上げ。FRBとの政策路線の違い目立つ  

市場のセンチメントが完全に変化。FRBは「7月利下げ」の予想

今日の予想レンジ 
↑上値メド:134.80下値メド:132.05

中国:中露会談を春に予定。両国の連携強化を目的
スイス:スイスのインフレが再び上昇。電気代25%以上アップ、食料品も急騰
豪:RBAはタカ派転換、政策金利のピークレートは3.85%: 
豪ドル:RBA総裁:追加利上げを示唆。住宅市場よりも高インフレ対策を優先
NZ:RBNZは、リセッション懸念でタカ派後退、ピークレート5.00% 

この週末で、市場のセンチメントは完全に切り替わった。
先週のマーケットは、FOMC(米連邦公開市場委員会)が0.5%の利上げをするのはソフトランディングのためだと受け入れていた。ところが今は、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げをやりすぎたせいで、米経済がハードランディングすると恐れている。

金利市場ではFRBの利上げ確率が急低下している。3月のFOMCの利上げ確率は、0.50%はほぼ消えて「0.25%、または見送り」が五分五分になっている。FRBが利上げをどこまで継続するかは今後の状況次第だが、確実なことは、その後は大幅な利下げを余儀なくされることだ。金利市場ではすでに7月利下げを織り込み始めている。日米金利差の縮小とリスクオフは円高を示している。。

3月13日(月曜)週明けのドル/円は大幅「円高」。
1日のレンジは132.29円から135.04円。値幅は2.76円。 

2023年51営業日目はシリコンバレー銀行破綻のニュースを受けてギャップオープン。先週NY終値に比べ120ポイント円高の133.86円からスタート。

東京時間朝はいったん下げ止まり135.04円まで戻すが、反発はここまで。その後は再び133.50円まで下げた後134.50円まで戻すなど不安定な動きが続いた。

シリコンバレー銀行を発端とするドミノ倒し的破綻を警戒するマーケットは完全にリスクオフに切り替わった。夜遅くに133円を下抜けたドル/円は、一気に132.29円まで下げて安値をつけた。ただその後は133円台まで持ち直し、終値は133.22円(前日比▲1.85円)。

レジスタンス:
135.04円(03/13)
136.99円(03/10)
137.37円(03/09)

サポート:
132.29円(03/13)
131.48円(02/14)
131.21円(02/13)

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

2023年 ドル/円 データ

主要指標 終値

出所:楽天証券作成

今日の為替ウォーキング

今日の一言

自分ならできると信じればもう半分達成したようなものだ – 第26代米大統領 ルーズベルト

Don't Get Me Wrong

 ベア・スターンズ破綻からちょうど15年後に起きたシリコンバレー銀行の破綻は、第2のリーマンショックの引き金になると危惧する人も多い。しかしFRBの仕事は、ポートフォリオ管理に失敗した銀行に逃げ道を用意することではない。インフレ問題を放置したままでは状況は悪化するだけだ。

 シリコンバレー銀行破綻にマーケットの関心が集中しているが、今日は重要な指標である、米2月CPI(消費者物価指数)の発表がある。

 CPI(消費者物価指数)は、インフレ状況を測るための指数である。しかし、CPIと生活コストは別物だ。CPIが上昇したからといって、その分だけ生活が苦しくなるわけではない。

 米国は昨年、インフレが大問題になったが、その大きな原因となったのは中古車価格の急騰だった。しかし、世界中の人々がみな車を欲しいと思っているわけではない。例えば公共交通手段が発達している日本や英国では、米国ほど必要性を感じない。中古車の値段が20%高くなったからといって生活が苦しくなったと実感する日本人はほとんどいないだろう。

 インフレはグローバルな問題のようだが、実はローカルな問題である。先進国の何億人もの消費者はCPIが示すほどの物価高を感じていないし、CPIの上昇率が示すほどには、実際の消費力は悪化していない。

 

今週の注目経済指標

出所:楽天証券作成

今週の注目テクニカルレベル(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円)

出所:楽天証券作成

 

(荒地 潤)

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