【1902(明治35)年6月8日】成層圏発見の日
トウシル / 2023年6月8日 7時30分
![【1902(明治35)年6月8日】成層圏発見の日](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushiru/toushiru_41607_0-small.jpg)
【1902(明治35)年6月8日】成層圏発見の日
1902(明治35)年6月8日
成層圏発見の日
1902年6月8日、フランスの気象学者テスラン・ド・ボールにより成層圏が発見されました。これにちなみ、6月8日は「成層圏発見の日」と制定されています。
大気圏は、地表に近い対流圏、その上の成層圏、さらにその上は中間圏、熱圏、外気圏の5層で構成され、そして宇宙空間となります。対流圏に空気成分の約80%が存在し、上昇するにしたがって気温が下がるのに対して、成層圏では上昇するほどに気温が上がっていきますが、その理由は成層圏の中にあるオゾン層が太陽からの紫外線を吸収するためです。
対流圏の層は地表から10~17キロメートルほどあり、通常旅客機が飛ぶ高度1万メートル付近は、対流圏と成層圏の境目ということになります。そこより上50キロメートルくらいまでが成層圏になりますが、そこまで上昇すると空気濃度は地上に比べわずか0.08%となり、飛行機のエンジン燃焼に必要な酸素がないため飛行できません。
その上の中間圏が地表から50~80キロメートル、そして熱圏が80~800キロメートルの厚みのある層となっていて、スペースシャトルや宇宙ステーションが存在するのはこの熱圏です。
ただし、大気圏と宇宙空間との境界は定義が一律ではなく、国際航空連盟やNASA(アメリカ航空宇宙局)の定義では高度100キロメートル以上を宇宙空間と定義しています。
成層圏に飛行船やソーラープレーンを成層圏に常駐させ、空中プラットフォーム(空中構造物)として、通信や放送の中継などに活用するという「成層圏プラットフォーム」という計画があり、研究開発が進められています。
ライター FIX JAPAN 前沢ともあき
(トウシル編集チーム)
この記事に関連するニュース
-
宇宙遊覧商業運航へ向け、自社開発有人気球で国内初の高度20,816m到達
PR TIMES / 2024年7月18日 16時45分
-
気球で宇宙遊覧、有人飛行で初めて成層圏の高度2万m到達…商業運航目指す北海道の新興企業
読売新聞 / 2024年7月17日 14時41分
-
宇宙に飛ばして撮影 ブラックモンブランのパッケージには様々な想いが!
おたくま経済新聞 / 2024年7月16日 15時0分
-
NASAが2030年で運用を終えるISSの軌道離脱用宇宙機開発でスペースXと契約
sorae.jp / 2024年6月27日 17時35分
-
地球大気は、地球近郊の超新星爆発からも生命を守る CERNらの研究
財経新聞 / 2024年6月24日 15時48分
ランキング
-
1セルフレジで客が減る? 欧米で「セルフレジ撤去」の動き、日本はどう捉えるべきか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月18日 8時10分
-
2電話番号案内104終了へ NTT東西、利用者激減で
共同通信 / 2024年7月18日 21時35分
-
3東証、一時1000円近く下落 円高進行で輸出関連に売り
共同通信 / 2024年7月18日 11時58分
-
4「レイバン」メーカー、人気ブランド「シュプリーム」を15億ドルで買収
ロイター / 2024年7月18日 8時34分
-
5申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)