[NISA口座を保有していない人編]現行&新NISA、知っておくべき10のコト
トウシル / 2023年12月22日 16時0分
[NISA口座を保有していない人編]現行&新NISA、知っておくべき10のコト
※この記事は2023年9月22日に掲載されたものです。
新NISA制度が開始するのは2024年から。現時点で、現行のNISA口座をまだ開設していない人は、2023年内に、現行NISA口座を開設することをお勧めします。理由は二つ。一つは、来年1月開始の新NISAに備えて、資産運用の準備運動を行うため。そしてもう一つは、シンプルに、非課税メリットを最大限に享受するためです。
新NISAは、現行制度の改良版ではあるものの、別制度としてスタートするため、すでに現行のNISA口座で非課税の恩恵を受けた場合でも、2024年から新たに総額1,800万円の非課税枠を利用できます。
今年中に駆け込みで口座開設した場合、一般NISAなら120万円、つみたてNISAなら40万円の非課税枠が、新NISAの非課税枠1,800万円とは別に利用することができます(楽天証券では、現行NISAの口座開設は2023年12月21日まで受け付けます。12月22日以降は新NISAでの受付になります)。
現在、NISA口座を保有していない方が知っておくべきこと、知っておいて欲しいことは以下の10項目。ぜひ現行NISAのメリット、新NISAのメリットを理解し、資産形成への一歩を踏み出してください!
2024年からの新NISAは年間投資枠・投資期間などが大幅拡充!
そもそもNISAとは!知っておくべきメリット
1.NISAは値上がりで得た売却益が非課税になる節税メリット大!
NISA(ニーサ)とは、個人の資産形成を応援する、国の税制優遇制度です。
株式や投資信託の配当金や分配金、値上がりで得られた売却益には、通常20.315%の税金がかかるのですが、NISA口座で買付をした株式や投資信託などの値上がり利益が非課税になるという節税メリットが大。まず、現行のNISA口座をまだ開設していない人は、2023年内に、現行のNISA口座を開設することをお勧めします。
2.面倒な確定申告も必要ナシ
NISA口座で購入し、売却して出た利益については、確定申告の必要はありません。NISA口座内での売買で譲渡益を得た場合や配当金を受取った場合などその年に所得があっても確定申告は不要です。
2023年現行NISA、知っておくべきコト
3.まだ間に合う!2023年現行NISAは12月21日まで口座開設可能
現行NISA(つみたてNISA・一般NISA)の口座開設は2023年12月21日まで受け付けています。12月22日以降は新NISAでの口座開設になります。ジュニアNISAの新規口座開設は9月末日までとなります。(楽天証券の場合。他の金融機関で口座をお持ちの方はご自身が口座を保有している金融機関で各自ご確認ください(楽天証券でNISA口座を開設するには、まず楽天証券の総合取引口座が必要です)。
▼総合取引口座を保有している方=最短1営業日でNISA口座開設が可能!
スマホで本人確認をすれば、楽天証券での審査完了後、翌営業日以降、ログインIDがメールで送付されます。最短1営業日でNISA口座の開設が可能です。
▼総合取引口座を保有していない方=約5営業日で総合&NISA口座の同時開設が可能
総合口座とNISA口座の同時申込が可能です。約5営業日で楽天証券ログインIDと初期パスワードが発行され、ログイン後画面よりNISA口座の開設が可能です(総合口座開設後にNISA口座が開設されるため、12月19日までに受付を完了下さい)。
詳しくはコチラ>>
4.2023年末まで、現行NISA枠での買付が可能
現行NISA口座を開設している方の場合、年内の注文は受渡日を基準としてその年の買付かどうかを判定します。投資信託の場合、銘柄によって異なりますが、12月22日前後が最終注文日(積立指定日)となります。注文日から受渡日まで4~8営業日かかりますので十分ご留意ください。(楽天証券の場合。他の金融機関で口座をお持ちの方はご自身が口座を保有している金融機関で各自ご確認ください)。
5.現行NISA枠と新NISA枠、ダブルで非課税枠を活用できます
2023年に開設した現行NISAの投資枠は、非課税期間の満了(つみたてNISAは20年、一般NISAは5年)か、利益を確定するまで、その口座内で、非課税で運用が続けられます。2024年度からの新NISAとは別枠のため、2023年から始めると、非課税枠を並行して活用でき、より多く非課税メリットを活用できます。
6.現行NISA口座を保有している方は、2024年になれば自動的に新NISA口座が開設されます
2023年内に現行NISAの口座を保有している方は、2024年度になれば、新NISA口座が自動で開設されます。新NISA口座開設の手続きは必要ありません。来年からスタートしよう、と思っている方、ぜひ2023年内にNISA口座の開設をご検討ください。新年早々の、新NISA開設の手続きが不要になります。
7.2023年内に現行NISA口座を開設した人は、新NISAに積立設定が自動的に引き継がれます
2023年の現行NISAで設定した積立設定は、12/31時点の設定内容をもとに、新NISA(つみたて投資枠)へ自動で引き継がれます。改めて設定しなおす必要はありません(NISA対象外銘柄など一部の銘柄は引き継がれません)。
新NISA、知っておくべきコト
8.2023年12月22日以降は新NISA口座開設が可能
現行NISA(つみたてNISA・一般NISA)の口座開設は2023年12月21日まで受け付けています。12月22日以降は新NISAでの口座開設になります(ジュニアNISAの新規口座開設は9月末日までとなります)。
9.2024年からの新NISAは、つみたてNISA/一般NISAが併用できる
2023年内の現行NISAは、つみたてNISA/一般NISA のどちらかを選ぶ必要がありますが、2024年からの新NISAは、つみたてNISA=つみたて投資枠、一般NISA=成長投資枠、に名前が変わり、両方を併用できるようになります。どちらを選ぶか、悩まなくても、両方のメリットを活用できます。
10.新NISA、取引開始は2024年1月から!
新NISA口座内での積立設定変更は、2024年1月から手続き可能です(楽天証券の場合。他の金融機関で口座をお持ちの方はご自身が口座を保有している金融機関で各自ご確認ください)。
楽天証券では「新NISA積立予約」(受付期間:2023年11月13日~12月28日18時)を受付いたします。積立予約を活用することで、来年1月以降の積立設定が可能です。
ご自身のタイプ別、知っておくべき10のコト!
(トウシル編集チーム)
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