[一般NISA編]現行&新NISA、知っておくべき10のコト
トウシル / 2023年12月22日 16時0分
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[一般NISA編]現行&新NISA、知っておくべき10のコト
※この記事は2023年9月22日に掲載されたものです。
自動で引き継がれる部分と引き継がれない部分に要注意!
新NISA制度が開始するのは2024年から。制度の内容も大きく拡充され、新たな資産形成プランを建てるのに最適なタイミングと言えます。
なお、現行のNISA口座で積立設定をしている方は、制度移行時に自動的に引き継がれます(NISA対象外銘柄を除く)。
この記事では、現在、現行NISAで一般NISA口座を保有している方が知っておくべきことを10項目、整理しました。ぜひ現行NISAのメリット、新NISAのメリットを理解し、最大限に活用して、資産形成への新たな一歩を踏み出してください!
2024年からの新NISAは年間投資枠・投資期間などが大幅拡充!
![](https://media.rakuten-sec.net/mwimgs/6/2/-/img_62d449c1b0dedbb62de218bc2d188d5e104113.png)
現行NISA、知っておくべきコト
1.現行NISAは、2023年末まで、新規買付が可能
現行NISA口座を開設している方の場合、年内の注文は受渡日を基準としてその年の買付かどうかを判定します。投資信託の場合、銘柄によって異なりますが、12月22日前後が最終注文日(積立指定日)となります。注文日から受渡日まで4~8営業日かかりますので十分ご留意ください。(楽天証券の場合。他の金融機関で口座をお持ちの方はご自身が口座を保有している金融機関で各自ご確認ください)。
2.手続き不要、現行NISA口座を保有している方は自動的に新NISA口座が開設されます
2023年内に現行NISAの口座保有している方は、2024年度になれば、新NISA口座が自動で開設されます。新NISA口座開設の手続きは必要ありません。
3.2023年現行NISAでのつみたて設定は、新NISAに自動的に引き継がれます
現行一般NISAで設定されている積立設定は、12/31時点の設定内容をもとに、(対象外銘柄を除いて)新NISA(成長投資枠)へ自動で引き継ぎます。
4.2023年現行一般NISA内の銘柄は、新NISA口座(成長投資枠)には移管されません
現行のNISA口座内で保有されている株式やETF(上場投資信託)などの銘柄は、現行NISAで運用が継続するため、2024年度1月時点での新NISA(成長投資枠)内には、保有銘柄はナシという状態になります(2023年現行NISAで設定した、積立設定は引き継がれます)。
5.現行NISA内で保有中の銘柄の非課税期間が過ぎたら、課税口座に払い出されます
現行の一般NISAで保有している銘柄は、新NISAの成長投資枠とは別に管理されます。
現行の一般NISAで購入した商品は購入年から最長5年間非課税期間が継続します。例えば2023年に購入した株式や投資信託は2027年まで非課税で運用できます。
その場合の取得価額は、非課税期間最終日の基準価額になります。保有期間5年の間に値上がりしていたとしても、取得価額は非課税期間最終日の基準価額となりますので、課税口座へ移管した場合でも非課税期間の値上がりに対して譲渡所得が課税されることはありません。非課税期間が終了すると課税口座に払い出されます。
新NISA、知っておくべきコト
6.2024年からの新NISAは、つみたてNISA/一般NISAで悩む必要ナシ
2023年内の現行NISAは、つみたてNISA/一般NISA のどちらかを選ぶ必要がありましたが、2024年からの新NISAは、つみたてNISA=つみたて投資枠、一般NISA=成長投資枠、と名前が変わり、両方を併用できるようになります。どちらを選ぶか、悩まなくても両方のメリットを活用できます。
7.成長投資枠が使えるのは年間240万円までです
新NISA制度になり、年間投資上限金額が大幅拡充されましたが、成長投資枠(現在の一般NISA)が使える上限は年間で240万円、生涯で1,200万円となります。
8.新NISAの非課税保有限度額は「枠の再利用が可能」です。
新NISAでは、生涯で保有できる非課税限度額が1,800万円までと大幅拡充されました。そのうち、成長投資枠(現行の一般NISA)で使える上限は1,200万円となっています。2023年現行NISAでは、売却しても非課税保有限度額は復活しませんでしたが、新NISAでは、購入した商品を売却すると、その商品の購入時の金額分の枠は、翌年、復活します(簿価残高方式での管理)。
9.新NISA(成長投資枠)で買えなくる銘柄があります
新NISAの成長投資枠(現行の一般NISA)と類似した銘柄が購入できますが、一部の投資信託、ETF(上場投資信託))など、対象外となる銘柄があります。今後、対象ファンドは投信協会の追加発表にあわせて更新されますので、当社取扱ファンド一覧も随時更新していきます。
2024年以降、新NISAの対象ファンドは投信スーパーサーチで検索可能になる予定です。
10.新NISA、取引開始は2024年1月から!
新NISA口座内での積立設定変更は、2024年1月から手続き可能です(楽天証券の場合。他の金融機関で口座をお持ちの方はご自身が口座を保有している金融機関で各自ご確認ください)。
楽天証券では「新NISA積立予約」(受付期間:2023年11月13日~12月28日18時)を受付いたします。積立予約を活用することで、来年1月以降の積立設定が可能です。
ご自身のタイプ別、知っておくべき10のコト!
(トウシル編集チーム)
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