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これだけは知っておきたい!米国優先証券 ~新NISAでの分散投資に活用も

トウシル / 2024年1月18日 17時9分

これだけは知っておきたい!米国優先証券 ~新NISAでの分散投資に活用も

これだけは知っておきたい!米国優先証券 ~新NISAでの分散投資に活用も

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優先証券ってなに?

 優先証券とは、社債や株式のように企業が資金調達のために発行する証券です。企業は事業の継続や拡大などを行う際、資金を調達します。

 これらに加えて、米国では優先証券の発行による資金調達が盛んです。優先証券とは、社債と株式の特徴を併せ持つハイブリッド証券です。株式のように証券取引所で取引され、債券のように配当が定期的に支払われます。

 企業の貸借対照表において、優先証券は負債と純資産の間に位置付けられます。また、優先証券は純資産(自己資本)に計上することが可能です。

※イメージ図のため全てを網羅しているわけではありません

どんな企業が活用しているの?

 優先証券の発行体は、金融が約7割を占めています。

(注)2014年から2023年12月1日の間に優先証券を発行した企業のセクター
(出所)Bloomberg

 金融機関は自己資本比率の高さが信用力につながります。そのため、優先証券を発行し純資産を増加させることで、自己資本比率を高めているのです。

 信用力は民間の格付け会社による「格付け」で表されます。信用力が高いほど格付けも高くなります。主な発行体である大手金融機関の格付けは高水準です。

※上記格付けは発行体のものであり、個別の優先証券ごとにも格付けが付与されることもあります。
(注)ムーディーズとは米国の民間格付け会社で世界大手3社の一つ
(出所)Bloomberg、ムーディーズHP、2023年12月1日時点

投資するメリットは?

(1)魅力的な利回り

 信用リスクが非常に大きい「低格付け債(ハイイールド債)」には劣るものの、米国の国債や日本のREIT(リート:不動産投資信託)など利回りが高い資産の中で高水準です。

(出所)Bloomberg、2023年12月1日時点

(2)株式よりリスクが小さい

 投資の世界における「リスク」はリターンのブレの大きさを指します。つまり、ブレ幅が小さいほどリスクが小さいということです。米国優先証券は米国株式よりブレ幅が小さい特徴があります。

(注)データが取得可能な期間の2012年4月から2023年11月まで(出所)Bloomberg
※各資産は次の指数を使用。
米国)ハイイールド債:Bloomberg US Corporate High Yield TR Index、優先証券:ICE BofA Diversified Core US Preferred Securities Index、REIT:FTSE NAREIT All Equity REITS Index、株式:S&P500種指数
日本)REIT:東証REIT指数、株式:TOPIX(東証株価指数)
※過去のパフォーマンスを示しており、将来の成果を示唆・保証するものではありません。

 具体的な投資対象として、米国優先証券に投資するETF(上場投資信託)があります。

■東証上場ETF
【2019】グローバルX 米国優先証券 ETF(隔月分配型)
※2024年1月31日上場予定、新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠の対象
【2866】グローバルX 米国優先証券 ETF
■米国上場ETF
【PFFD】グローバルX 米国優先証券 ETF

 東証上場は隔月分配型と毎月分配型の2つあるため、投資目的やスタイルに合わせて選択できます。また、上記ETFの信託報酬は、他の主要な米国優先証券ETFと比較しておよそ半分と低コストで投資可能です。

 ETFの詳細について以下の動画で解説していますのでぜひご覧ください。

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(Global X Japan)

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