ドル/円155円まであと0.15円!日銀の本気度を試しにいく
トウシル / 2024年4月23日 9時53分
ドル/円155円まであと0.15円!日銀の本気度を試しにいく
今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは155.15円
↓下値メドは154.50円
米大統領選:バイデン大統領が自ら辞退しない限り、いくら支持率が低くても、民主党が他の候補者を立てることはできない
インフレ:消費者は、日用品の値段が、記憶にある「普通」まで安くならないかぎり不満を感じる
米長期金利:「利下げなし」の市場予想強まると、10年債利回りは5.00%超える
日銀:マイナス金利の終了は、緩和政策の終了ではない
米利下げ:ボストン連銀総裁「利下げ決定の前により多くの証拠が必要」
前日の市況
4月22日(月曜)のドル/円相場は前日比0.20円の「円安」。
介入はあるのか?今週の日銀会合の前にマーケットは政府・日銀の本気度を試しにいくだろう。もし155円でも介入がなければゴールデンウイーク中に156円を超えて円安が進むリスクは高い。日銀会合では、政策スタンスを緩和的から中立へと修正するのか、そして植田日銀総裁が7月の利上げを示唆するかにマーケットは大きな関心を寄せている。
2024年81営業日目のドル/円は、先週末のNY終値から0.20円低い154.43円からスタート。しかし、そこから下がることはなく東京時間朝の154.43円が安値だった。その後154円台後半に戻して暫く狭いレンジの取引を続けたが、未明に4月16日の高値154.77円を超えて154.85円まで上昇して34年ぶりの円安をわずかに塗り替えた。終値は154.84円。24時間のレンジ幅は0.41円。
市況チャート
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
指図したり注意したりすることで人々を導こうとしてはならない。自ら実践してみせることだ
Eat The Rich
FRB(米連邦準備制度理事会)による大幅な利下げを前提とした2024年の「ドル安シナリオ」は、全面的な見直しが迫られている。もちろん、FRBが今年利下げする可能性がゼロになったわけではない。しかし問題は、FRBがどれだけ積極的かということだ。FRBはインフレと同じくらいに米国の経済成長にも配慮している。FRBは「物価の安定」だけではなく「雇用の最大化」に対する責務(デュアルマンデート)を担っているからだ。
米経済のソフトランディングに必要なのは低金利ではなく、安定した金利だ。FRBが成長とインフレのバランスを取りながら、ソフトランディング(景気減速)に誘導しようとするならば、景気刺激的な大幅利下げは必要ない。FRBがインフレ率の目標を2%ではなく3%程度まで許容するならば、長期間にわたる高金利政策を続ける必要もない。
欧州では、ECB(欧州中央銀行)がインフレ抑制をあまりに優先した結果、ドイツの製造業は苦境に陥り、深刻な製造業不況が起きる可能性が高まっている。そうなれば、 ECBは大幅な利下げに追い込まれることになるだろう。しかし、FRBが利下げを延期するなかでECBが大幅利下げをすることも難しくなっている。
今週の注目経済指標
今日の注目テクニカルレベル
タイムゾーン 分析
(荒地 潤)
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1中国産「農薬漬けシャインマスカット」が東南アジアで大炎上…怪しい日本語が書かれた“激安ブドウ”の実態
プレジデントオンライン / 2024年11月26日 18時15分
-
2なぜ鉄道会社が…? 小田急、エリア外の県と「全く畑違いのビジネス」に乗り出す きっかけは“社員の趣味”!?
乗りものニュース / 2024年11月27日 10時42分
-
3食べログ「都内で9位」ラーメン店主の驚きの過去 秋葉原の超人気店「ほたて日和」はこうして生まれた
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 8時30分
-
4年金夫婦で「月28万円」もらえるはずが…同い年の夫を亡くした65歳・共働き妻、年金事務所の窓口で告げられた〈衝撃の遺族年金額〉に絶望「こんな仕打ち、ありますか?」【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月27日 11時15分
-
5お金が貯まらない人ほど直感で行動している…新型NISAで資産を減らす人がやっている「残念な行動」とは
プレジデントオンライン / 2024年11月27日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください