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【1962(昭和37)年6月21日】司馬遼太郎『竜馬がゆく』の連載開始

トウシル / 2024年6月21日 7時30分

【1962(昭和37)年6月21日】司馬遼太郎『竜馬がゆく』の連載開始

【1962(昭和37)年6月21日】司馬遼太郎『竜馬がゆく』の連載開始

1962(昭和37)年6月21日

司馬遼太郎『竜馬がゆく』の連載開始

 1962(昭和37)年6月21日、「産経新聞」夕刊にて、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』の連載が開始されました。

『竜馬がゆく』は、幕末維新の英傑、土佐藩出身の坂本竜馬を主人公とした長編時代小説です。 1962年6月21日~1966年5月19日まで連載され、現在は文春文庫にて、全8巻の文庫本・単行本が何度も重版されています。

 坂本竜馬の幼少期から、暗殺によって一命を落とすまでの一生を描ききったこの小説は、連載と同時に話題となり、大人気となりました。それまでは幕末名士の中でも知名度が低く、その貢献が世間に知られていなかった坂本竜馬でしたが、この小説をきっかけに知名度が広がり、多くのファンを惹きつけました。

 司馬氏は小説家となる前は産経新聞の記者でした。記者時代の高知県出身の後輩が司馬氏を訪れ、「自分の国の土佐には坂本竜馬という男がいる。この男を書いてくれ」と依頼したことをきっかけに、この小説が執筆されたと言うエピソードが残っています。依頼された当初は、乗り気ではなかった司馬氏でしたが、後日執筆された司馬氏の随筆の中で「他の小説の資料集め中に、坂本竜馬に関するエピソードに出会うことが不思議と多かったことから親しみを覚え、執筆に至った」と述べています。

 司馬氏が描いた竜馬像を元に、何度もTVドラマ化されており、北大路欣也、萬屋錦之介、上川隆也、市川染五郎、福山雅治などが坂本竜馬を演じました。 連載が終了してからはや50年近くが経過していますが、日本の幕末を描いた歴史小説として愛され続けています。

 

1962 年6月21 日の日経平均株価終値は

1,431円84銭

 

 

(トウシル編集チーム)

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