最新FX売買動向 ~ ドル/円は「下がったら買う!」
トウシル / 2024年6月25日 9時58分
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最新FX売買動向 ~ ドル/円は「下がったら買う!」
今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは160.05円
↓下値メドは158.70円
日本の産業:大卒50%の超高教育国家なのに、国内の主要産業は「観光業」
日本:家計消費が12カ月連続で下落
中国:デフレを輸出する中国が世界の製造業の脅威に
欧中貿易戦争:EUが中国製EVに反ダンピング法を検討
米大統領選:トランプ氏のバイデン大統領に対するリードがほとんどなくなる
前日の市況
6月24日(月曜)のドル/円相場は前日比0.23円の「円高」だった。
2024年126営業日目は159.70円からスタート。東京時間朝に159.93円まで円安に動き160.00円にあと少しまで迫ったが、この日は失敗。夜の初め頃には急落して一瞬158.73円まで円高に振れたがすぐに買い戻しが入り、その後159.70円前後まで戻した。しかし朝につけた高値は超えることができずに、終値は159.52円。前日比では6月12日以来8営業日ぶりの下落だった。24時間のレンジ幅は1.20円。
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ドル/円 最新売買動向:下がったら買いたい
下のドーナツグラフは、楽天FX口座における個人投資家の最新の売買比率(売りと買いの数量の割合)である。外側のドーナツは「建玉(保有ポジション)」、内側のドーナツは「注文(オーダー)」の比率を示す。
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6月25日午前6時50分時点のドル/円のオープンポジションは、売り持ち「57%」に対して、買い持ちは「43%」。先週末と比較すると、売り持ちが8ポイント減った。160円近くまで円安が進んだことで、売り持ちポジションを一部手じまいしたようだ。
また、ドル/円の注文状況は、売りオーダー「39%」に対して、買いオーダーは「61%」で、「下がったら買う」という注文の方が大きい。ドル/円の底堅さを示すと同時に、売り注文が買い注文に比べて積み上がっていないのは「160円はまだ天井ではない」と考える個人投資家が多いのかもしれない。
ユーロ/円 最新売買動向:売りすぎた?
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6月25日午前6時50分時点のユーロ/円のオープンポジションは、売り持ち「71%」に対して、買い持ちは「29%」で、ショートポジションに偏っている。先週末と比較すると、売り持ちはさらに9ポイント増えた。この日のユーロ/円は171.45円台までユーロ高が進んだ。1999年のユーロ導入以来の高値171.56円が迫るなかで個人投資家はショートポジションを積み上げているようだ。
ユーロ/円の注文状況は、売りオーダー「16%」に対して、買いオーダーは「84%」で、圧倒的に買いが大きい。新規ポジションだけではなく、ショートポジションの買い戻し注文もあると考える。
主要指標終値
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今日の為替ウォーキング
今日の一言
人生はその人の持つ勇気の量に応じて、広がりもするし縮んだりもする
Let's Groove
インフレ期待とは、物価の行方を人びとがどう見るかの予想だ。「インフレ期待が安定」しているときは、物価の上昇が続かないと予想する人が多く、物価上昇の抑制効果がある。しかし、「インフレ期待が不安定」になると、物価の上昇が続くと考える人が多くなり、買い占めや売り惜しみ、あるいは賃上げ要求といった行動が発生しやすく、現実の物価を押し上げ加速させることになる。
中央銀行の仕事は、金利を調節することによってインフレ期待を安定させ、物価高との悪循環を防ぐことだ。まさに今、FRB(米連邦準備制度理事会)やECB(欧州中央銀行)が行っていることである。
FRBは1年間で述べ5%を超える利上げを続けることで、ようやくインフレ率をピーク時の半分まで下げることはできた。それでも、依然としてFRBの目標値2%より高い水準にとどまっている。ここままインフレと利上げのデッドヒートが続けば、いずれかの時点で経済が耐えられなくなり、深刻な景気後退が発生するリスクが高まる。
FOMC(米連邦公開市場委員会)は6月(*2024年6月)の会合で、政策金利であるFF金利を
5.25%から5.50%の範囲に据え置くことを決定した。決定は全会一致で、金利据え置きは7会合連続となる。米国の雇用市場の過熱は続き、インフレの減速は緩やかなままだ。FRBは今年3月に予定していた利下げを半年以上も延期することになった。年内利下げの可能性は残っているが、状況が改善しなければ、利下げではなく、来年は再利上げになるかもしれない。すでにRBA(豪準備銀行)は、インフレ率が高止まりするなかで、8月の「利上げ」を示唆している。
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今週の注目経済指標
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今日の重要ブレークアウトレベル
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タイムゾーン 分析
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(荒地 潤)
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