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【1956(昭和31)年7月17日】もはや戦後ではない

トウシル / 2024年7月17日 7時30分

【1956(昭和31)年7月17日】もはや戦後ではない

【1956(昭和31)年7月17日】もはや戦後ではない

1956(昭和31)年7月17日

政府が経済白書で「もはや戦後ではない」と宣言

 1956年7月17日、政府が経済白書で「もはや戦後ではない」と宣言しました。この前年の1955年、終戦から10年目にしてGDP(国内総生産)が戦前の水準を上回ったのです。日本が戦後復興期から高度成長期へと歩を進める節目の年でした。

  朝鮮戦争による特需を原動力として、1954年末に「神武景気」が始まりました。日本の国が始まって以来の好景気という意味から、初代天皇とされる神武天皇の名にちなんだものです。

  この年の12月に日本は国際連合に加盟。国連本部に日の丸が掲げられ、国際社会へ復帰を果たしました。庶民には高嶺の花でしたが、冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビが登場し、大量消費社会が幕開けしたのもこの頃です。

  経済白書では、「もはや戦後ではない」の後、「世界技術革新の波に乗って『日本の新しい国造り』に出発することが必要ではないだろうか」と呼び掛けています。当時の日本人の意欲が伝わってくる名文です。

1956年7月17日の日経平均株価終値は

502円92銭

(トウシル編集チーム)

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