波乱相場で痛恨のダウン!まつのすけのポイント投資&投資信託だけで、目指せ100万円!
トウシル / 2024年8月6日 7時30分
波乱相場で痛恨のダウン!まつのすけのポイント投資&投資信託だけで、目指せ100万円!
2024年7月の保有額:55万750円
今月は月末の日経平均乱高下に振り回されてボロボロでした(泣)。昨月比で約4万円弱、損失が出てしまいました。今月、心を乱された方も多いと思いますが、どんと構えて、今後の動向に立ち向かっていきましょう。
この連載では、100万円の利益を目指すために、比較的短期で保有銘柄をリバランスしていますが、そもそも投資の基本は長期投資です。慌てて売却したり、積み立て解約したりせず、下落した理由などをしっかり把握して、長期目線で臨んでください。
さて、保有投資信託の7月の運用益÷前月末残高の月間騰落率はマイナス9.45%となり、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドのマイナス5.42%を下回りました。しかし、連載開始からのトータルリターンは+86.93%で、e MAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)+51.12%を大きくアウトパフォームしています。
7月は円高が進行し、かつ大型ハイテク株・半導体株が大きく崩れました。株価は下げのスピードが上昇の速度より速いのが特徴なので、下落回避を狙う場合は機動性が重要です。
この点、外国株の投資信託は約定が1日遅れるので、機動的な売買には向いておらず、バイ&ホールド向けの金融商品となります。
なお、7月は、米国の小型株が好調でした。ラッセル2000(ニューヨーク証券取引所やナスダック総合指数上場の約5,000銘柄の中から、時価総額が1,001位~3,000位の2,000社抽出して算出した指数)が大型株指数のラッセル1000より+3%超だと、S&P500種指数は1979年以降、1年後に100%上昇しました。平均+32%と好成績です。
米国大統領選挙の前まではもたつく可能性はありますが、11~12月は株価が戻ると考えています。
来月以降、株価の上下をにらみながら慎重にリバランス予定です!
2024年7月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!
7月は米国株を中心として、世界株投信も購入しました。なお、日本銀行(日銀)が経済指標がよくないにもかかわらず、円安対策のためか、利上げを断行しました。日本株投信は引き続き、購入を避けたいと考えています。全世界に投資するオールカントリーも、日本株が入ってしまっているので避けたいところ。S&P500などの米国株投信が有望という想定です。
2024年7月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!
7月は投信の売却はなく、楽天・S&P500、楽天・NASDAQ-100、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)などを購入しました。7月はバリュー株が優位の展開でしたが、大局的には来年半ばまでグロース優位が続くと想定しています。
S&P500の構成銘柄の50%以上が最近20日高値を更新すると、過去は1年後26回中23回上昇しています。平均+14.6%/中央値+16.4%と堅調です。
また、S&P500の14日、RSI(相対力指数:「買われすぎ」と「売られすぎ」を判断する指標)が70以上になると、1年後は29回中25回上昇しました。平均+11.6%/中央値+12.4%となっています。
2024年7月の保有投資信託~騰落率ベスト10
2024年7月1~31日までに、新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、[iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)]で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!
*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。
1位:ブラックロック米国小型成長株式オープンAコース(為替ヘッジなし)
騰落率:1.69%
どんなファンド?:米国株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、スーパー・マイクロ・コンピューター、マイクロストラテジー、コンフォート・システムズUSA、EXLサービス・ホールディングス、オント・イノベーション、インスペリティー、アプライド・インダストリアル・テクノロジーズ、フローサーブ、インサイト・エンタープライゼズ、ビステオンです。
まつのすけコメント:米国の小型株の中から、中長期的に高成長が見込まれる銘柄に投資する投信で、ベンチマークはラッセル2000です。為替ヘッジはありません。ドル/円が、円安の場合はプラス、円高の場合はマイナスとなります。
2位:ブラックロック USベーシック・バリュー・オープン
騰落率:マイナス0.13%
どんなファンド?:米国株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ(米国大手の金融機関)、カーディナルヘルス(大手医療機器メーカー)、ファースト・シチズンズ・バンクシェアズ(金融持ち株会社)、L3ハリス・テクノロジーズ(米国のテクノロジー企業、防衛請負)、シェル、BP、ゼネラル・モーターズ、RTXコーポレーション(防衛・航空宇宙事業を展開する多国籍企業)などです。
まつのすけコメント:主に米国株式を投資対象として、バリュー投資の観点で過小評価されている株式で運用する投信です。原則として為替ヘッジはありません。銀行株やエネルギー株などの米国バリュー株に分散投資できます。
3位:eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックス[NISA成長投資枠]
騰落率:マイナス0.57%
どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組み入れ上位銘柄は、ベーカーヒューズ(エネルギー関連の技術系企業)、EOGリソーシズ(原油・天然ガスの探鉱・生産会社)、エクソンモービル、カミンズ(米国のエンジンメーカー)、CHロビンソン・ワールドワイド(グローバル展開する物流企業)、エー・ピー・エー(石油と天然ガスなどのエネルギー産業)、シンシナティ・ファイナンシャル(損保事業大手)、シスコシステムズ、エベレストグループ(大手リサーチ会社)、ハネウェル(電子制御システムや自動化機器の製造販売)です。
まつのすけコメント:S&P500クオリティ高配当指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投信です。為替ヘッジはありません。S&P500構成銘柄のうち、クオリティスコアと配当利回りの高い銘柄に分散投資できます。
4位:Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)[NISA成長投資枠]
騰落率:マイナス0.69%
どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組み入れ上位銘柄は、CHロビンソン・ワールドワイド(グローバル展開の物流企業)、ウォルマート(世界最大のスーパーマーケットチェーン)、エセックス・プロパティ・トラスト(米国西海岸沿いをメインとした不動産関連事業)、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ(工業用のガスや化学薬品関連事業)、エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントン(大手物流企業)、ネクステラ・エナジー(電力および天然ガス事業者を保有する米国の持株会社)、コルゲート・パルモリーブ(洗剤やペットフードなどの日用品開発、製造、販売業)、アムコア(オーストラリアが拠点の包装事業)、エコラボ(水、衛生、感染予防関連事業)、ブラウン・アンド・ブラウン(保険仲介会社)です。
まつのすけコメント:S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投信です。原則として為替ヘッジはありません。S&P500構成銘柄のうち、「25年以上の連続増配」「時価総額30億米ドル以上」などの条件をクリアした銘柄に分散投資できます。
5位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国連続増配株式インデックスファンド[NISA成長投資枠]
騰落率:マイナス0.90%
どんなファンド?:米国株のインデックス投信で、組み入れ上位銘柄は、イーライリリー(医薬品製造事業)、エセックス・プロパティ・トラスト、ネクステラ・エナジー(電力・エネルギー関連企業)、ウォルマート、コルゲート・パルモリーブ、キンバリー・クラーク(グローバル展開するヘルスケア商品企業)、コカ・コーラ、ブラウン・アンド・ブラウン、プロクター・アンド・ギャンブル、アフラックです。
まつのすけコメント:米国市場の上位500銘柄のうち、25年以上連続増配している銘柄で構成されるインデックス「Solactive United States Dividend Elite インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投信です。原則として為替ヘッジはありません。
「Solactive GBS United States 500 インデックス」(⽶国市場に上場している時価総額上位500銘柄で構成されている銘柄に投資するインデックスファンド)のうち、原則として25年以上連続して増配している銘柄に分散投資できます。
6位以下はこちら
6位:米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>(グレート・アメリカ)[NISA成長投資枠]
7位:iFree NYダウ・インデックス[NISAつみたて投資枠][NISA成長投資枠]
8位:Tracers グローバル2倍株(地球コンプリート)
9位:iFreeレバレッジ S&P500
10位:楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド(楽天・インド株Nifty50)[NISA成長投資枠]
まつのすけ、今月の注目銘柄!
Smart-i ゴールドファンド[NISA成長投資枠]
どんなファンド?:世界の金融商品取引所に上場されている金地金価格への連動を目指すETF(上場投資信託)で運用する投資信託です。為替ヘッジなしとありがあり、どちらも購入手数料は無料で、信託報酬は年0.375%です。
まつのすけコメント:FRB(米連邦準備制度理事会)が9月利下げの方向性となり、米国の金利は低下傾向が続いています。一般的にゴールド価格は、米国金利が下がるとプラス、上がるとマイナスです。
今年は中国がゴールドを大量購入したことなどから、前半に大相場があり、金利低下に素直に反応して上がるかどうかは不透明です。ゴールドは、株式やREIT(不動産投資信託)とは異なり、収益を生み出す資産ではなく、価格は人の評価に依存します。
従って、資産の大きな割合を投じるのは避けるのが無難だと思いますが、コア&サテライト戦略のサテライト部分として、資産の数%程度をゴールド関連に投資するのは、選択肢の一つだと考えます。
まつのすけ、今月のがっかり
7月は、保有しているハイテク関連投信で大幅に下落する銘柄が多く、久しぶりに全世界株指数やS&P500にアンダーパフォームしてしまいました。
しかし、7月31日にはエヌビディア、ブロードコムなどの半導体株が、大幅に上昇しました。また、メタ・プラットフォームズ、クアルコムなど、決算が好調な銘柄もあり、今後の反発を期待できると考えています。
7月のポイ活実績:2万8,519ポイント
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約していると、クラウドストレージ・楽天ドライブがなんと50GBも無料になりました。スマホの写真、動画、音楽、PDFファイルなどの保存に便利です。
また、SPU(スーパーポイントアッププログラム)で楽天市場が+4倍になる特典も強いです。私は楽天モバイルの+4倍特典で、毎月上限の2,000ポイントを獲得しています。
利用はデータ月3GBに収まっているので、料金は月1,078円(税込)となっており、コストより圧倒的にお得です。
メイン回線が他にある方でも、サブ回線としておすすめです。eSIMにも対応しており、最近のスマホはデュアルSIMに対応しており、簡単に2回線を使えます。
(まつのすけ)
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