「独身女子」が陥る「貯金地獄」というワナ 29歳で貯金1300万円なのに老後が超不安

東洋経済オンライン / 2017年4月2日 8時0分

FPの筆者に相談に来たのは、29歳で貯金1000万円超もあるのに「老後が不安で仕方がない」という「貯金地獄」に陥っている女子だった。解決策はあるのか?(写真:miya227 / PIXTA)

今回のマネー相談は、おカネがあるのに不安で仕方がないという「独身女子」のお話です。うそでしょ! と思われるかもしれませんが、こういう相談はとても多いのです。29歳にして、貯金1300万円というS美さん。20代で1300万円もあるとは本当に驚きですが、悩みは「とにかく老後が不安で、時々考えすぎて夜も眠れなくなる」と言います。ニュースや雑誌などで「老後は1億円必要」という文字を目にするたびに、「もっともっと貯蓄しなくては」と焦るのだそうです。もうこうなると、プチ「貯金地獄」といえるのではないでしょうか?

今回はそんなS美さんの悩みと、それをお聞きして筆者がアドバイスした「対応策」を見ていきましょう。

■なぜ「20代年収550万円」で1300万円も貯金できたのか

お聞きすると29歳のS美さんは、独身。職業は薬剤師で年収は550万円程度と、同世代の女性と比べるとお給料は少し高めというくらいですが、無駄遣いすることなく、手取り収入の半分以上は貯蓄しているという堅実ぶり。会社の近くにある金券ショップに立ち寄っては、お得なクーポンやチケットを入手して、節約を心掛けているそうです。

節約生活を送っているイメージとは裏腹に、さわやかなかわいらしい雰囲気のS美さん。センスのよい洋服や靴などはすべて古着屋やお得なサイト、ファミリーセールなどでゲット。化粧品もなんと手作りで、月に1000円程度! で済んでいるとのこと。情報を収集し、自分自身で比較できることはすばらしいことです。情報リテラシーの高さがうかがえます。

当然、食事は自炊が基本。毎日仕事場にもお弁当と水筒を持参し、友人と食事するとき以外、外食はほとんどしないとのこと。1人暮らしで都内のアクセス抜群のエリアに住んでいるのですが、会社からの住居手当もあり、毎月の家賃も抑えられています。

このように地道な節約生活を送ってきた結果、S美さんは、20代にして1300万円の貯金を達成したわけです。

■「老後資金」はシングルでいくら必要?

にもかかわらず、なぜS美さんは老後が不安でたまらないと相談してきたのでしょうか。ニュースや雑誌などで「老後は1億円必要」という文字を目にするたびに不安が募り、夜考えすぎて眠れないこともしばしばと言いますが、そこまで不安にならなくてもいいのでは?

するとS美さん曰(いわ)く、「私たち20代は生まれたときからデフレの時代を生きているので、日本の景気のよいときを知りません。年金ももらえるかわからないし、将来が不安でたまりません」とのことです。

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