麻生さん、いま「消費増税」の話はタブーです ぐっちーさんが「度重なる失言」にモノ申す

東洋経済オンライン / 2017年4月22日 12時0分

NYで消費増税について語る麻生副総理。気持ちはわかるが、失言だった(写真:ロイター/アフロ)

今回は、二つほど、気になった記事を取り上げたいと思います。英国と麻生太郎副総理兼財務大臣の話です。最初の写真は麻生さんですが、まずはこちら・・・。英国の方から行きましょう。

Theresa May to seek general election on 8 June

これBBC(英国放送協会)の記事なんですけど、この記事の内容からすると、要するに「ウルトラC」、つまりイギリスのEU(欧州連合)残留も十分あり得る、という内容なんですね。

■ロンドンは2000年のときと同じようなことになる?

英国を売っちゃった人、ご愁傷様でした・・・となるかもしれません。実は2000年のことですが、ワタクシ、アムステルダムにおりました。

「もう欧州統合になるので、英国などはただの片田舎になってしまう」ということで、ロンドンを引き払って大陸に移ろうと欧州系の銀行は大挙して英国を出て、ワタクシのいたオランダの銀行(ABNアムロ)はでっかい体育館のようなディーリングルームをアムステルダムに作りました。われわれはそこに集められたわけです。

あらゆるインフラストラクチャーをアムステルダムに集中し、要するにロンドンから撤退をしたわけです。しかし、事態はそれほど単純ではありませんでした。欧州系の金融機関がオランダ、ドイツ、フランス、ベルギーなどに引きあげてはみたものの、実際にはそれらを統合する機能が大陸にはなかったのです。

そういった、金融のインフラストラクチャーというものは一朝一夕で出来るものではありませんで、ロンドンのインフラはそれこそシティーの何百年の歴史の中で培われてきたものだったわけです。結局、一度は自分の国に戻ったものの、「これでは仕事にならん」ということで、ほぼすべての金融機関が、結局はロンドンに戻ってくることになりました。

その時、悠然とロンドンで居を構えていた米国系の投資銀行はやはりさすがと言うべきで、ワタクシがそれまで働いていたモルガン・スタンレーなどは、キャナルシティーというトンデモナイへんぴなところの再開発にカネを出したうえにオフィスを構え、大挙して英国に帰ってくる欧州系金融機関からえらいカネをまきあげていました。

■「金融の生態系」は一朝一夕ではマネできない

金融のインフラストラクチャーはそれこそ生態系のように複雑に組みあがっており、一朝一夕にマネのできるものではなかったのです。それを米国の投資銀行の連中はよくわかっていたからこそ、彼らはロンドンから離れませんでした。

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